「ボンボニエール展」五月の忘れものⅢ @学習院大学史料館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


ボンボニエール ちらし

               

「ボンボニエール展」を
学習院大学史料館展示室で拝見した。

緑豊かな学内の一角に史料館がある。


史料館



ボンボニエールはホームぺ-ジによると

「<ボンボニエール>とは、
宮中における饗宴、特に慶事の正餐(せいさん)の際に、
引出物として配られる小さな工芸品のことです。
※正餐...西洋料理で正式の献立による食事

近代国家への道を歩む明治政府が、宮中での饗宴を
外交手段などに用いようと盛んに開催していた中で、
日本の工芸技術の粋を集めて作られた
ボンボニエールが引出物として配られるようになり、
現在の皇室でもこの習慣が続いています」。


会場入口




まさに<掌上の皇室文化>。


掌にうえにおさまる大きさでありながら、
日本の伝統文化、工芸技術の粋をあつめたもの。

意匠の面白さ、精緻な細工、
じっくりと観てしまう。

ディナーのテーブルセッティングがされ、
有栖川宮家で実際に使われたもので、
グラスはバカラ、
銀食器はクリストフル、
食器はマイセン、
すべて特注で有栖川宮家の家紋が入っている。


◆展示のボンボニエールはこちらを。
 http://www.gakushuin.info/2015/04/post_488.html