「ボンボニエール展」を
学習院大学史料館展示室で拝見した。
緑豊かな学内の一角に史料館がある。
ボンボニエールはホームぺ-ジによると
「<ボンボニエール>とは、
宮中における饗宴、特に慶事の正餐(せいさん)の際に、
引出物として配られる小さな工芸品のことです。
※正餐...西洋料理で正式の献立による食事
近代国家への道を歩む明治政府が、宮中での饗宴を
外交手段などに用いようと盛んに開催していた中で、
日本の工芸技術の粋を集めて作られた
ボンボニエールが引出物として配られるようになり、
現在の皇室でもこの習慣が続いています」。
まさに<掌上の皇室文化>。
掌にうえにおさまる大きさでありながら、
日本の伝統文化、工芸技術の粋をあつめたもの。
意匠の面白さ、精緻な細工、
じっくりと観てしまう。
ディナーのテーブルセッティングがされ、
有栖川宮家で実際に使われたもので、
グラスはバカラ、
銀食器はクリストフル、
食器はマイセン、
すべて特注で有栖川宮家の家紋が入っている。
◆展示のボンボニエールはこちらを。
http://www.gakushuin.info/2015/04/post_488.html