「世紀末の幻想」 五月の忘れものⅡ @国立西洋美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


世紀末の幻想チラシ

            「世紀末の幻想」チラシ

西洋美術館の常設、充実し、
ちょうどフェルメールの展示もあったのですが、
その一角で催されている
「世紀末の幻想~近代フランスのリトグラフとエッチング~」へ。




Ⅱ

        エミール・ベルナール 1892年頃 ジンコグラフ
        『レ・カンティレーヌ』のための挿絵: 返ってくる声



ホームページでは
「19世紀末、多くの画家たちが積極的に版画に着手し、
独創的な表現を探究したことで、
フランスにおける版画芸術はいっそうの華やぎを見せました。
 
本展は、当館に所蔵される世紀転換期の版画のなかから、
フランスで名の知られた画家が手がけ、
独特な幻想性をおびたリトグラフ(ジンコグラフ[亜鉛版リトグラフ]を含む)と
エッチングを中心に紹介するもので、
これまで公開が稀であった作品を多く展示します。


Ⅳ

           アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタン
           《荊冠を被った女(沈黙)》
            1897年 多色刷りリトグラフ



また当館の常設展示室では、
こうした画家たちの絵画作品もご覧いただけます。
この機会に、画家たちの意外な一面を発見する愉しみや、
異なる技法による作品の表現様式を
比べる面白さを味わっていただければ」とのこと。


Ⅲ

          ポール=アルベール・ベナール 
          《見知らぬ人》
           1900年 エッチング