「世紀末の幻想」チラシ
西洋美術館の常設、充実し、
ちょうどフェルメールの展示もあったのですが、
その一角で催されている
「世紀末の幻想~近代フランスのリトグラフとエッチング~」へ。
エミール・ベルナール 1892年頃 ジンコグラフ
『レ・カンティレーヌ』のための挿絵: 返ってくる声
ホームページでは
「19世紀末、多くの画家たちが積極的に版画に着手し、
独創的な表現を探究したことで、
フランスにおける版画芸術はいっそうの華やぎを見せました。
本展は、当館に所蔵される世紀転換期の版画のなかから、
フランスで名の知られた画家が手がけ、
独特な幻想性をおびたリトグラフ(ジンコグラフ[亜鉛版リトグラフ]を含む)と
エッチングを中心に紹介するもので、
これまで公開が稀であった作品を多く展示します。
アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタン
《荊冠を被った女(沈黙)》
1897年 多色刷りリトグラフ
また当館の常設展示室では、
こうした画家たちの絵画作品もご覧いただけます。
この機会に、画家たちの意外な一面を発見する愉しみや、
異なる技法による作品の表現様式を
比べる面白さを味わっていただければ」とのこと。
ポール=アルベール・ベナール
《見知らぬ人》
1900年 エッチング