「美術でたどる物語展」 @高崎タワー美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


ちらし



「美術でたどる物語展」を高崎タワー美術館で観た。

「源氏物語」や説話など読み継がれるだけでなく、
美術作品としてもつくられてきた。

なかでも「源氏物語」は絵画や工芸などさまざまな時代、
さまざまなジャンルでとりあげられてきた。

画家が描いた源氏の切り口は各人各様で
あることをいまさらのようにおもえた作品群。

梶田半古《源氏物語図屏風》は明治期に源氏全五十四巻の
印象的な場面を描き、貼り合せ屏風にしたもの。

江戸期の《源氏かるた》、
各巻の代表的な和歌を一首づつ選び、
絵札には象徴的なモティーフが描かれる。

とても印象的で惹かれたのは現代作家の山本茜による
截金(きりかね)を硝子の中にいれた作品。
なかの金箔をうす~く、うすく截って構成された
ガラスのなかの無限ともいえるイメージを喚起する。
またひかりの角度で見えてくる景が異なり、
みるものを惹きつけてやまない。

松園の「小町図」もほのとしたけはいが馨しい。


3月22日(日)まで。


◆高崎タワー美術館 ホームページ (画像はこちらから)
  http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014122500100/




◆山本 茜(截金(きりかね)作家)

 http://akane-glass.com/?page_id=12

 源氏物語シリーズも