
講評中の金子兜太
ひさびさの兜太句会。
兜太先生、部屋に入っていらしただけで拍手(笑)。
来月は金沢で講演(本人はおしゃべり、と)の帰りに
この兜太句会にみえる、とのこと。
おそるべき95歳(!?)
今日の句会で一番点を集めたのがこの句
寒木瓜の赤の命は貰います
いいと採ったのが3人、問題句が4人。
評:寒木瓜の「赤」はエネルギーを感じさせる、
「命は貰います」はどうか。
ちょっと任侠を思わせる。
などなど。
兜太評は「赤」が<生>過ぎる、
詩的に昇華されていない、と。
ゆき雪ゆき雪純白のその汚れ
これも問題句、ひとりとる。
評:「その汚れ」の読みは「よごれ」か「けがれ」か、
それによりこの読みがかわってくる。
兜太評:「雪」がくどい。が、
「ゆきゆき雪雪」という表記も考えられる。
漢字だけだと眼に重くなる
(「雪」を全部漢字の表記にではどうか?という質問に)
「<雪、そのものが(白く)汚れ>ている」と書きたかったのですが、
との質問には
兜太「ひとつの逆説だな」。
この句わたしのですが、
はてどうしたものやら・・・
兜太先生、「これは最初から出直し」
「添削」でまったくちがう句になったり、
すべての句の講評で句会終了。