「ウィレム・デ・クーニング展」を観た。
ブリジストン美術館は久しぶり。
なかなか観る機会のない作家。
その荒々しいタッチ、
具象とも抽象ともつかない画面。
まさにそこから「女体」が出現している。
展示の空間の柱にも作家の写真、
街を拡大して背景として演出。
◆ブリジストン美術館のホームページ
<ウィレム・デ・クーニング展>
ウィレム・デ・クーニング(1904-1997)は、
ジャクソン・ポロックと並んで、
第二次世界大戦後にアメリカで開花した、
抽象表現主義を先導した画家のひとりとして
その名を知られています。
その作品は、具象と抽象の狭間の表現と、
激しい筆触を特色とします。
本展の核を成すのは、デ・クーニングの有数のコレクションを誇る、
アメリカ合衆国コロラド州を本拠地とする
ジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレクションからの、
1960年代の女性像を中心とした作品群です。
これらの作品はパワーズ夫妻により
リョービ財団に寄贈されています。
画家と親交のあったパワーズ夫妻が収集した作品は、
ほとんど一般には公開されておらず、
日本でも公開されたこともない、
知られざるコレクションと言えましょう。
本展は、これらに日本国内の美術館が所蔵する作品を加えた
油彩・水彩・素描・彫刻、35点で構成されます。
これまで日本でまとめて作品を見る機会のなかった
戦後アメリカを代表する画家の作品をご堪能ください。
明日、1月12日まで。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/
(下方に本人&作品の画像)
ブリジストンでは常設展が充実していて、
古代エジプトの胸像や現近代日本の作家まで展示。