「月球儀」、『現代俳句年鑑 2015』に掲載 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

月球儀



「現代俳句年鑑」は、
毎年現代俳句協会から発刊されている年鑑。

会員の近詠(俳句)をメインに編まれ、
そのなかに「俳誌のプロムナード」があり、
474ページに「月球儀」の紹介が掲載。


 <俳誌のプロムナード>

俳句作家の一人ひとりが一本の木であるとすれば、
所属する結社(誌)は
俳句の森あるいは俳句の林でしょう。
それがあつまると、楽しい小径が生まれます。
それが<俳誌のプロムナード>です。
来年はさらに長いプロムナードとなることでしょう。
どうぞ頁を開き、ご自由に散策をお楽しみください。

このキャプションがあり、
各俳誌があいうえお順に紹介されている。


 ◆月球儀

俳句を支柱としたメゾソプラノ
山本掌の個人誌。

表紙 司修
題字・装幀 伊豫田晃一

    師系 金子兜太

 ●俳句の他、各号特集を組む。
「言葉から音へ」、「音と言葉の間(はざま)」、
「言葉の身体化」、「萩原朔太郎撮影の写真に俳句」、
「ドキュメンタリー映画のまなざし」。
音楽(ステージ)作品として<うたい語る「おくのほそ道」>の脚本などを掲載。

 
 ●萩原朔太郎撮影の写真への俳句

麦の秋やぶれし海図少年期        山本 掌

影なくすに唇(くち)に秋蝶触れてより      〃
  
翼たためる馬かいまみし葡萄の木       〃

霧といて霧を耕し霧となる            〃

忌日まで草の結界泳ぎゆく           〃

霧を裂きゆく言の葉を一花(いちげ)とし    〃


  『現代俳句年鑑 2015』 現代俳句協会 2014年10月25日刊


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