『花の源氏五十四帖』 本の紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


花の源氏



「源氏物語」各帖からイメージされた
短歌、花、書からなる豪華本。

本文を塚本邦雄が書き下ろし、
各帖ごとに短歌が置かれ、
たとえば「桐壺」では

  桐に藤いづれむらさきふかければ

      きみに逢ふ日の狩衣(かりぎぬ)は白」     邦雄


いけばな嵯峨御流の花が凛列に、あるいは華麗に、
時には几帳のまえ、お庭などに見事な花が見開きで飾り、のぶ
嵯峨書道学院による書が流麗にいろどる。

源氏物語五十四帖に
ひとりの歌人、
54人の華道家、
54人の書家
による贅をつくしてつくられた本。


装画:岡田嘉夫
装丁:熊谷博人
撮影:福田匤伸


内容(「MARC」データベースより)

古典文学の最高峰「源氏物語」に想を得て、
碩学の歌人塚本邦雄の本文と各巻をモチーフとした
創作歌54首と嵯峨御流いけばなと嵯峨書道学院による
花と書の源氏物語五十四帖。