「三文オペラの魅力」演劇講座 @新国立劇場中劇場 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


三文オペラ



現在、新国立劇場中劇場で上演している
「三文オペラ」についての演劇講座が催された。

「マンスリー・プロジェクト9月 演劇講座 「三文オペラの魅力」
 ~オペラと演劇の交差するところ;『三文オペラ』の魅力を読み解く~

『三文オペラ』が、
これほどまでに人々の心を捉えて離さないのは何故か?
その秘密を、音楽と戯曲という2つの観点からとことん読み解きます。
ブレヒト研究の谷川道子氏、クルト・ヴァイル研究の大田美佐子氏、
そして宮田芸術監督を交えての演劇講座です」。


■講師
 谷川道子(翻訳家)
 大田美佐子(神戸大学大学院准教授)
  宮田慶子(演劇芸術監督) 

  進行:佐藤 優

■日程
 9月13日(土)18:00


上演後の中劇場、セットが組まれたままのステージに
講師の谷川道子、大田美佐子、宮田慶子が登場。
ご自身の「三文オペラ」体験をふまえた自己紹介から始る。

谷川は新約を出版し、今回はそれを使用。
大田はケルン劇場でのシンセサイザーを担当。
宮田は青年劇場での上演にピアノを。
いつか演出をしたい、と。

「三文オペラ」成立の経緯、
ブレヒトとヴァイルの視点。
詳細な二人のプロフィールの資料が対比しやすい。

日本をふくめた「三文オペラ」上演史、
宮田演出について。

女声視線、音楽劇、1920年代の作品、民衆劇、
社会派音楽劇(ミュージカル)などの視点で語られる、
などなど。

まさに「三文オペラ」を縦横に語った講座だった。


谷川道子ブログ
 http://tanigawamichiko.hatenablog.com/entry/2014/09/12/142801