オペラ「オルフェとエウリディーチェ」グルック作曲 @ NHK・BSプレミアムシアター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

オルフェ



グルック作曲
「オルフェとエウリディーチェ」を
プレミアム。シアターの録画で観る。

1714年生まれのグルック、今年はグルックイヤー。
この「オルフェとエウリディーチェ」はチェコのクルムロフ城にある
バロック劇場で上演されたもの。
劇場で演奏されたものに映像が組み込まれている。

古いお城の中の劇場に、こぢんまりした舞台に
その時代風のセットが作られている。
中間色を使った衣装や装置。
バレエの振り付けも古色があって典雅。

オーケストラもあの(バッハの肖像でお馴染み)鬘をつけ、
古楽器も使っている(?)よう。

オルフェⅡ



オルフェはカウンターテナー、ベジュン・メータ 。
なんという美声(高音のかがやかしいこと)!
どんな装飾音符も粒立ち、言葉もクリアー。
そして、この濃いお顔(!?)
この声とのギャップが・・・

オルフェオ:カウンターテナー、
エウリディーチェ:ソプラノ、
愛の女神:軽いソプラノで
まさに高音の競演。


この「オルフェとエウリディーチェ」、
日本で上演された初めてのオペラ。

オルフェにはかつてだと、
カストラート(去勢歌手)も歌った役柄。
この映像のようにカウンターテナー、
そしてメゾソプラノが演じる役。

アリア「エウリディーチェを失えり」を歌ったことも。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆~1762年ウィーン版による~
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」全3幕 グルック作曲

<出 演>
オルフェオ: ベジュン・メータ

エウリディーチェ: エヴァ・リーバウ

アモーレ: レグラ・ミューレマン

<合 唱>コレギウム・ヴォカーレ1704
<管弦楽>コレギウム1704
<指 揮>ヴァーツラフ・ルークス
<振 付>アンドレア・ミルトネロヴァ
<演 出>オンドジェイ・ハヴェルカ

収録:2013年9、10月 チェスキー・クルムロフ城内バロック劇場(チェコ)