黄金正木・オウゴンマサキ、
ご存知でしょうか?
生垣などに植えられている、
あのマサキと同じ種とは思えません(笑)。
うちの庭はふつーの緑。
「花図鑑」より
黄金柾(オウゴンマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木である。
漢字では「黄金正木」とも書く。
ニシキギ属は世界の温帯や熱帯に220種くらい分布する。
本種は分類上は、北海道の南部から沖縄にかけて分布する
柾(マサキ)の変種でとされている。
もともとは熊本県の内牧温泉近くの農家にあったものが
撮影地などで増殖された。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面が黄色いのが特徴である。
黄金色の葉が年間を通して美しい。
開花時期は6~7月である。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、
その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、
黄緑色をした小さな目立たない4弁花をつける。
秋に果実が熟すると、裂開して赤橙色の
仮種皮に覆われた種子が現れて美しい。
花言葉は「厚遇」である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。
評判のいいといった意味合いである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
変種名の aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euonymus japonicus var. aurea