これはなんのHANA? 21 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


黄金正木





黄金正木・オウゴンマサキ、
ご存知でしょうか?

生垣などに植えられている、
あのマサキと同じ種とは思えません(笑)。
うちの庭はふつーの緑。


「花図鑑」より

黄金柾(オウゴンマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木である。
漢字では「黄金正木」とも書く。
ニシキギ属は世界の温帯や熱帯に220種くらい分布する。

本種は分類上は、北海道の南部から沖縄にかけて分布する
柾(マサキ)の変種でとされている。
もともとは熊本県の内牧温泉近くの農家にあったものが
撮影地などで増殖された。

樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面が黄色いのが特徴である。
黄金色の葉が年間を通して美しい。
開花時期は6~7月である。

枝先に集散花序(枝先に花がつき、
その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、
黄緑色をした小さな目立たない4弁花をつける。
秋に果実が熟すると、裂開して赤橙色の
仮種皮に覆われた種子が現れて美しい。

花言葉は「厚遇」である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。
評判のいいといった意味合いである。
種小名の japonicus は「日本の」という意味である。
変種名の aurea は「黄金色の」という意味である。

写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euonymus japonicus var. aurea