最上川 芭蕉「おくのほそ道」より | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。







  五月雨を集めて早し最上川        芭蕉

(さみだれ)



<山野に降り続いた五月雨を、この川に集めて来て、
矢のように奔流する急流であることよ。
この最上川は>

「集めて早し」はたんなる情景描写ではなく、
作者の感動をもたくする。

                
                      
            新潮日本古典集成「芭蕉文集」より