朔太郎ルネッサンス in 前橋 第42回萩原朔太郎忌 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

朔太郎ルネッサンス


朔太郎の命日・5月11日に第42回朔太郎忌が
前橋テルサにおいて催された。
広い会場に立ち見まで(!?)。



期日:2014年5月11日(日)13:00~17:00
会場:前橋テルサ 8Fけやきの間
定員:180名(入場無料)

内容:マンドリン演奏、詩の朗読の他

◆ 対話:朔太郎の誘惑
ゲスト 川上未映子
聞き手 三浦雅士

◆映像と対話:朔太郎を見る/朔太郎を聴く
ゲスト 吉増剛造
聞き手 三浦雅士

今回は萩原朔太郎研究会と
萩原朔太郎記念 前橋文学館との共催。
朔太郎研究会、今年50周年、
新たに三浦雅士さんが会長に。

吉増剛造映像作品を観ることができた。
本来は2時間の長さのものを短く編集したもの。
朔太郎の写真をたずさえ、
二重にも三重にも画・イメージをかさね、
広瀬川を、川原の石、岩を、
なによりも<利根川>の水の流れ、
声がかぶり、上映中にさらに吉増さんの声がかぶる。
実際の景でありながら、心象風景ともなって。
かの世からのこちらを見るまなざしのようにも・・・

もう1本はアメリカでのもの。
アメリカの詩人の車で移動し、
その詩人の「アフター SAKUTAROU」を読み、
それに画像が幾重にも重なる。
かつてない位相を味わう。

吉増さんのおだやかな語り口と
少年のような双眸が印象深い。


朔太郎ルネッサンス Ⅱ



懇親会では青猫のマスクを渡され、
それを全員が着用(!?)。
福袋もあって、家であけたところ、
萩原朔太郎の自筆原稿!(復刻です)と
自筆短冊!

(前橋文学館・催しもののチラシのなかに
 わが芭蕉座「おくのほそ道」も♪)