「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900」 @三菱一号館美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

ザ・ビューティフル


「唯、美しく」という
「ザ・ビューティフル 英国唯美主義1860-1900」を
三菱一号館美術館で観た。

このヴィクトリア朝時代にたてられた美術館で
同時代の「唯美主義」のこの企画
なんともうれしい。

「19世紀後半のロンドン。
産業革命後の物質至上主義のなか、
人々のライフスタイルをも変革した
先進的な芸術運動がおこりました。

主導したのは前衛芸術家たち。
芸術はただ美しくあるために存在するべきだとする
彼らの信念は、革新的な美術とデザインを生み出します。

芸術と人生のどちらにも美が重要とする芸術至上主義は、
一般家庭のインテリアに変革をもたらすとともに、
デカダンスの世紀末芸術へと発展していきます。

この展覧会は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館など
英国の主要な美術館・博物館の所蔵品から
絵画、家具、工芸、宝飾品約140点で構成されています」。


◆新たな美を求めて
ロセッティをはじめとし、ワッツ、
色彩が美しい。

◆ジャポニズムとギリシャ
陶器のなどにも日本的な図柄が。
椅子、家具、ネックレスやブローチなどのアクセサリー、
使ってみたい、と。

◆唯美主義の流行
こうした作品を愛好した裕福人々は
自邸の装飾や服装にもこの芸術を取り入れて。

◆デカダンスの世紀末芸術へ
ここではなんといっても
オスカー・ワイルド「サロメ」におけるビアズレー。
おもいのほか小振り(yamanvaの額装しているのは大きめ)。
原画を初めて見た。

5月6日(火・祝)まで。

ホームページ
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