今日の兜太 @ 高崎兜太句会 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

金子兜太



兜太師、今日は早めに到着。
次回の題もはやばやと
「梅の実、青梅、、実梅」と黒板に。

今回の題は「水」を2句と自由句。
「水」を季語にした句、
「水面」「水脈」「水鏡」「水餅」など、
バラエティー豊かな句稿。

全75句から、
誰がどの句を選んだか、披講から始める。
高点句から次々と合評。
高崎兜太句会はとても活発。
〆の講評に兜太師。


   冴え返る夜の身体水漬くかな
 
        (しんたい)


高崎兜太句会の特徴は
「良い」と選ぶ3句とわかりにくい、
好きだが、みんなに意見をきいてみたいなどという
<問題句>を1句、選ぶこと。

これはその問題句。

◆兜太評

読み方、評に迷う句。
読み方として2つ考えられる。

 ・冴え返る夜の身体 / 水漬くかな

 ・冴え返る / 夜の身体水漬くかな

(/は切れる場所)

「冴え返る(春の季語)」と「水漬く」で
しんしんと寒い感じがよく出ている。

これが私の句。


合評に取り上げられなかった全句を
兜太師が講評をして句会終了。