「中原淳一展」生誕100年記念 @ 高崎市美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

中原淳一展



生誕100年記念「中原淳一展」は高崎市美術館で開催。

女性に「あなたがもっと美しくなるために」と

ファッション、インテリアからライフスタイルまで提案した。


展覧会では中原の原画をもとにデザイナー丸山敬太制作の

シンデレラドレスがお出迎え。


初期は竹久夢二の影響を受けた叙情的な画風。

「少女の友」の原画から、自身で起こした雑誌「それいゆ」、

「ひまわり」、「ジュニアそれいゆ」がずらっと並ぶ。


原画の女性も初期は肖像<画>のようで、

鋭い眼差し、内面的な暗さをたたえていたりしている。

よく見知っている「淳一調」の大きな眼のイラストに

なってゆく過程もたどれる。


中原が提案した部屋の再現もある。

3畳のスペースに本棚、タンス、小机と

お友達とお茶を飲む大きなテーブルが

オシャレに設えられて。


いまでも着られそうな膨大なスタイル画、

人形、グッズなどなど。


こちらも1月26日(日)まで。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

高崎市美術館のホームページ


戦前から戦後にかけて、

ファッションやインテリア、ライフスタイルに

至るまで美しさを提案し、

女性たちから圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)。


19歳で開催した自作のフラ

ンス人形展で大きな反響を巻き起こし、

それを機に雑誌『少女の友』の挿絵、

表紙を手がけるようになり、

またたく間にその名が知れ渡ります。


その後、雑誌『それいゆ』『ジュニアそれいゆ』

『ひまわり』『スタイルブック』などの少女雑誌に

編集者、画家として主体的に関わりました。


生誕 100周年を記念する本展覧会では、

雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録のほか、

中原が提案した「少女の部屋」や、

ファッションデザイナー・丸山敬太氏による

シンデレラのドレスの再現も展示。


「美しく生きる」ことの意味と大切さを

多くの人々に伝えようとした中原淳一の美学に迫ります。