生誕100年記念「中原淳一展」は高崎市美術館で開催。
女性に「あなたがもっと美しくなるために」と
ファッション、インテリアからライフスタイルまで提案した。
展覧会では中原の原画をもとにデザイナー丸山敬太制作の
シンデレラドレスがお出迎え。
初期は竹久夢二の影響を受けた叙情的な画風。
「少女の友」の原画から、自身で起こした雑誌「それいゆ」、
「ひまわり」、「ジュニアそれいゆ」がずらっと並ぶ。
原画の女性も初期は肖像<画>のようで、
鋭い眼差し、内面的な暗さをたたえていたりしている。
よく見知っている「淳一調」の大きな眼のイラストに
なってゆく過程もたどれる。
中原が提案した部屋の再現もある。
3畳のスペースに本棚、タンス、小机と
お友達とお茶を飲む大きなテーブルが
オシャレに設えられて。
いまでも着られそうな膨大なスタイル画、
人形、グッズなどなど。
こちらも1月26日(日)まで。
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高崎市美術館のホームページ
戦前から戦後にかけて、
ファッションやインテリア、ライフスタイルに
至るまで美しさを提案し、
女性たちから圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)。
19歳で開催した自作のフラ
ンス人形展で大きな反響を巻き起こし、
それを機に雑誌『少女の友』の挿絵、
表紙を手がけるようになり、
またたく間にその名が知れ渡ります。
その後、雑誌『それいゆ』『ジュニアそれいゆ』
『ひまわり』『スタイルブック』などの少女雑誌に
編集者、画家として主体的に関わりました。
生誕 100周年を記念する本展覧会では、
雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録のほか、
中原が提案した「少女の部屋」や、
ファッションデザイナー・丸山敬太氏による
シンデレラのドレスの再現も展示。
「美しく生きる」ことの意味と大切さを
多くの人々に伝えようとした中原淳一の美学に迫ります。