これはなんの木? | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

学名:Pachypodium geayi
ああそうかいⅡ




ああそうかい、

これが名前!?

これの園芸名は「アアソウカイ」。

漢字で書けば、「亜阿相界」。


不思議な名前ですが、マダガスカル産。

マダガスカルにはユニークな植物がたくさんあって、

パキポディウム・ゲアイ(学名)という植物もその一つ。


マダガスカルがアジア(亜)とアフリカ(阿)の境界にある

という意味で付けられた名前で、

高さ8mにもなる雄大なこん棒状の茎には鋭いトゲがあり、

先端に葉を叢生するユニークな姿に。



ああそうかい

              

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花図鑑より

亜阿相界(アアソウカイ)は

キョウチクトウ科パキポディウム属の落葉低木である。

属名の読み方は「パキポジウム」とするものもある。

パキポディウム属はアフリカに20種くらいが分布する。

本種はマダガスカル島に分布する多肉植物である。


不思議な名だが、

アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界で

あることを意味する。

学名のパキポディウム・ゲアイで表示するものもある。


樹高は3メートルから5メートルくらいである。

自生地では8メートルくらいになるものもある。


幹は灰白色で棘が生える。

幹の内部は海綿状で柔らかく、たくさんの水分を含む。


葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、

幹の先に束生する(束のように集まって生える)。

葉の色は灰白色で、桃色の筋が入る。

開花時期は6月から7月である。

花の色は白く、花冠は先が5つに裂ける。

花の後にできる実は袋果

(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。


属名の Pachypodium はギリシャ語の

「pachys(太い)+podius(足)」からきている。

肥大した塊茎を表したものである。


種小名の geayi はフランス人の植物収集家

「ゲアイ(M. Geay, 1900's)さんの」という意味である。

画像は11月に川口市立グリーンセンター。



ああそうかいⅢ