ああそうかい、
これが名前!?
これの園芸名は「アアソウカイ」。
漢字で書けば、「亜阿相界」。
不思議な名前ですが、マダガスカル産。
マダガスカルにはユニークな植物がたくさんあって、
パキポディウム・ゲアイ(学名)という植物もその一つ。
マダガスカルがアジア(亜)とアフリカ(阿)の境界にある
という意味で付けられた名前で、
高さ8mにもなる雄大なこん棒状の茎には鋭いトゲがあり、
先端に葉を叢生するユニークな姿に。

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花図鑑より
亜阿相界(アアソウカイ)は
キョウチクトウ科パキポディウム属の落葉低木である。
属名の読み方は「パキポジウム」とするものもある。
パキポディウム属はアフリカに20種くらいが分布する。
本種はマダガスカル島に分布する多肉植物である。
不思議な名だが、
アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界で
あることを意味する。
学名のパキポディウム・ゲアイで表示するものもある。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
自生地では8メートルくらいになるものもある。
幹は灰白色で棘が生える。
幹の内部は海綿状で柔らかく、たくさんの水分を含む。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、
幹の先に束生する(束のように集まって生える)。
葉の色は灰白色で、桃色の筋が入る。
開花時期は6月から7月である。
花の色は白く、花冠は先が5つに裂ける。
花の後にできる実は袋果
(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Pachypodium はギリシャ語の
「pachys(太い)+podius(足)」からきている。
肥大した塊茎を表したものである。
種小名の geayi はフランス人の植物収集家
「ゲアイ(M. Geay, 1900's)さんの」という意味である。
画像は11月に川口市立グリーンセンター。