秋曇 Ⅱ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。









   わが滅ぶ秋曇赫き火を抱く        掌


       (しゅうどん)









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これは問題句。5人から問題といわれた句。

問題句と言われたほうが、しっくりくる(笑)。


評:好きなような、わからないような

評:「秋曇に赫い火を抱いて、滅びたい」
   
   なのでしょうか?


兜太評:「わが滅ぶ秋曇」は魅力的なフレーズ。
    
    「秋曇」が効く。
    
    「赫き火を抱く」があまい。
    
    うたいすぎ。これを変える。
    
    内面的、なかなかの句。