金子兜太、お元気に登場。
メンバーは25人。
自主句会で句稿を作る、
会場を借りるなどなどメンバーで、
分担して行っている会。
前月に提出した句から、3句選、
この句は惹かれるが、よくわからない、
という句「問題句」を1句選ぶ。
披講(誰がどの句を選ぶ)をして、
点数を数え、いよいよ合評。
題は「秋曇」。
昨日ブログに載せた
あきぐもり惑いの午後は影を縫う
4人採り、問題句2。
メンバー評:「惑い」に重心があって、
まあ「惑い」といえば午後なのだが、
「惑い」になにをしているかというと「影を縫」っている。
この「影を縫う」に惹かれた。とても心理的。
評:「影を縫う」がわかるようでわからない。
兜太評:映像の「影」を追っている。
「影を追う」ではなく「影を縫う」。
内面状態をよく出している。
「あきぐもり」があまい。が、類型から脱している。
80点以上の句。
兜太好みの句としてはこれ。
秋曇も素うどんも思慮深い
「素うどん」をいたく気にいった、とか。
こうした句、いかがですか?