今日の兜太 @ 高崎兜太句会 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

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金子兜太、お元気に登場。

メンバーは25人。

自主句会で句稿を作る、

会場を借りるなどなどメンバーで、

分担して行っている会。


前月に提出した句から、3句選、

この句は惹かれるが、よくわからない、

という句「問題句」を1句選ぶ。


披講(誰がどの句を選ぶ)をして、

点数を数え、いよいよ合評。

題は「秋曇」。


昨日ブログに載せた

  あきぐもり惑いの午後は影を縫う


4人採り、問題句2。

メンバー評:「惑い」に重心があって、

     まあ「惑い」といえば午後なのだが、

     「惑い」になにをしているかというと「影を縫」っている。

     この「影を縫う」に惹かれた。とても心理的。

評:「影を縫う」がわかるようでわからない。

兜太評:映像の「影」を追っている。

   「影を追う」ではなく「影を縫う」。

   内面状態をよく出している。

  「あきぐもり」があまい。が、類型から脱している。

  80点以上の句。




兜太好みの句としてはこれ。

 
  秋曇も素うどんも思慮深い


「素うどん」をいたく気にいった、とか。


こうした句、いかがですか?