「着物ビューティ展」へ。
今回の着物は国内のものだけでなく、
ボストン美術館・ピゲローコレクションの
初の里帰りの着物も。
江土時代から昭和の着物がまでがずらりと並ぶ。
江戸期、友禅染めが始まり大流行したおりの着物、
その友禅の図柄を<染>でなく丹念な刺繍で
あらわした着物など意匠がみごと。
明治になるとぐっと渋い、
落ち着いた、地味な色使い、
抑えた裾模様だったりする。
大正はモダンなヨット、薔薇などの模様も。
昭和になると銘仙なども出て
ぐっと庶民的、色が大胆に使われている。
着物、帯の他、髪飾り、
各時代の和綴じ本、浮世絵、絵巻、
近年では高畑華宵や竹久夢二などの画も多数展示。
前期 10月14日まで
後期 10月18日~11月4日
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群馬近代美術館 HPより
きものは、日本独自の伝統文化として発展し、
女性の美しさに彩りを与えてきました。
近年では、美術品として、
またファッションの世界においても注目され、
あらためて高い評価を得ています。
本展覧会は、江戸時代中期から昭和初期に至るきものを中心に、
女性の美をともに支えた帯や髪飾り、
また当時の風俗をいきいきと描いた絵画作品をあわせて展示し、
きものの美と、その装いに対する日本女性の
細やかな美意識を検証しようとするものです。
展示品には、ボストン美術館の所蔵品の中から、
明治期に来日し、日本文化を心から愛したアメリカ人
ウィリアム・ビゲローの収集品を加え、
外国人の目を通したきものへの評価にも注目しながら、
世界に誇るきもの文化の魅力を探ります。