勘三郎ファンにはもうたまらない、本。
インタビューで構成されているので、
肉声をきいているかのよう。
大竹しのぶ、唐沢寿明、
野田秀樹、渡辺えり子の対談、
勘九郎、七之助の二人の息子が
十八代を語る。
●ブックデータより
急逝した十八代勘三郎の在りし日の姿を凝縮
「やっぱり、いい人たちは集まるのかな、僕も含めて。アハハハ」
急逝した稀代の名優が遺した
「芸」「友」「愛しき女(ひと)」への熱き思い――
故・森光子さん、長嶋茂雄、ビートたけし、明石家さんま、
大竹しのぶ、野田秀樹ほかとの交友。
これほど愛された父・勘三郎との思い出を、
息子・勘九郎、七之助が語る。
「天真爛漫でした。でも、ものすごく繊細な人でした」(勘九郎)
「天賦の才能と言われますが、輪をかけて努力の人でした」(七之助)
※この本は『襲名 十八代 これは勘三郎からの恋文である』
(2005年、小社刊)に加筆修正を加えた追悼版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村/勘三郎
1955年5月30日、東京都生まれ。
’59年4月、五代目中村勘九郎の名で初舞台。’
05年3月、十八代目中村勘三郎を襲名。
祖父・六代目尾上菊五郎と父・十七代目勘三郎の芸を継承し、
古典から新歌舞伎までどんな役でも魅せる一方で、
「コクーン歌舞伎」や「平成中村座」を立ち上げ、
意欲的に新作に取り組んだ。
12年12月5日、死去。
89年芸術祭賞、’95年読売演劇大賞最優秀男優賞、
99年日本芸術院賞、’04年第52回菊池寛賞、’08年紫綬褒章、
10年米ワシントン ジョン・F・ケネディセンター芸術金賞
ほか受賞多数
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)