ご存知でしょうか?
その名も「猫のひげ」!?
かつて有吉佐和子さんが
ご自宅でお茶の会を催し、
その後「句会をしましょうよ」ということで、
お軸を架け替え漱石筆の書、
それにあわせお花は「猫のひげ」に
活けかえたとか。
探してみました。これです。
まさに「猫のひげ」。
href="http://stat.ameba.jp/user_images/20130711/20/bashouza/e2/b5/j/o0288038412606267075.jpg">

猫の髭(ネコノヒゲ)はシソ科ネコノヒゲ属の多年草である。
原産地はインドから東南アジアにかけた一帯である。
寒さに弱いので園芸上は一年草扱いをされる。
和名は英名のキャッツウィスカー(cat's whiskers)からきている。
唇形の花の間から伸びる白くて長い
雄しべと雌しべを猫の髭に見立てたものである。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は卵形ないし三角形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、表面はやや波打つ。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、
たくさんの花が下から上へと咲き上る。
花の色は白が一般的だが、淡い紫色のものもある。
花の後にできる実は細長い小堅果である。
マレー語のクミスクチンの名でも流通している。
乾燥させたものは、
利尿剤や血圧降下剤として利用される。
属名の Orthosiphon は、
ギリシャ語の「ortho(真っ直ぐ)+siphon(パイプ)」からきている。
種小名の aristatus は「芒(のぎ)のある」という意味である。
「花図鑑」より