暑き日を海に入れたり最上川 松尾芭蕉
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「今日の暑い一日を海に流しいれてしまったことよ。
この奔流する最上川は」
夕方に涼味立つ爽快さ。
「暑き日」とは暑い一日の意であるが、
最上川が夕日を海に流しいれるがごとき
心象を伴うことを意識しての表現。
新潮古典集成「芭蕉文集」より
羽黒山・月山、湯殿山を降りて
最上川を川舟に乗り、酒田の港へくだる。
旧暦6月19日(新暦 8月3日)の頃。
曲は清水修。
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暑し・暑さ・暑(しょ)・暑気・暑気払(はら・ばら)い・暑気下し
梅雨明けの後が暑さが厳しいころである。
暑気払い(暑気下し)とは
暑さを払いのけるために酒などを飲むこと。
夏の季語。