春眠・しゅんみん | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。











   野の猫の春の眠りのひたすらに       掌












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 <春眠・春睡(しゅんすい)・春の夢・朝寝>


中国・唐の孟浩然の「春暁」という詩に

  春眠暁を覚えず

  処処啼鳥(しょしょていてう)を聞く

とあるように、春の眠りは快く、

つい朝寝をしてしまう。


春の夢は甘美であるが、

『平家物語』に「おごれるものは久しからず、

ただ春の夜の夢のごとし」とあるように、

はかなきもののたとえとしてよく使われた。


春の季語。