
「濱田庄司 ─大阪市立東洋陶磁美術館所蔵
堀尾幹雄コレクション」
◆ 2012年6月30日(土)~9月30日(日)
◆ 高崎タワー美術館
チラシの画像に惹かれて、美術館へ。
どちらかというと磁器、伊万里の青花、
あるいは絢爛の錦手(にしきで)などが好み。
が、
このエネルギーにあふれる器たち。
土そのものがぐわらっと立ち上がり、
大皿や壷というかたちをとったか、のよう。
その存在感、が凄い。

白釉のかかった大皿に柄杓から
直接黒をかけた流れの流動感。
あるいは濱田の指で描いた文様が
躍動する。
関連のバーナード・リーチや河合寛次郎の陶器、
棟方の版画なども展示。
9月30日まで。
濱田庄司展チラシ
http://www.takasaki-kankoukyoukai.or.jp/blog/%E9%AB%98%E5%B4%8E%E5%B8%82%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E3%80%8C%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%9B%BD%E5%AE%9D%E3%80%80%E6%BF%B1%E7%94%B0%E5%BA%84%E5%8F%B8%E5%B1%95%E3%80%8D%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf
タワー美術館のホームページより
20世紀を代表する陶芸家・濱田庄司(1894~1978)。
濱田は東京高等工業学校(現東京工業大学)窯業科を卒業後、
京都市陶磁器試験場で主に釉薬の研究に従事しました。
26歳の時にバーナード・リーチの誘いで渡英、
セント・アイヴスで本格的な作陶を開始し、
帰国後は栃木県益子に拠点を置き独自の作陶活動を展開しました。
民藝運動の中心的存在でもあった濱田は、
自らも生活に根ざしたやきものづくりに生涯をかけ、
1955年(昭和30)には第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、
1968年(昭和43)には文化勲章を受章しています。
大阪市立東洋陶磁美術館には、
濱田の人と作品に深く魅せられた故・堀尾幹雄氏が
長年にわたって蒐集した200点を超える濱田作品が寄贈されており、
日本有数のコレクションとして知られています。
使い手を意識しながらも高い創造性をあわせ持ち、
大胆で力強い作品を数多く生み出した濱田の手仕事の軌跡、
そして半世紀以上におよぶ堀尾氏の蒐集の軌跡から、
濱田の作品、人物の魅力に迫ります。