繭・まゆ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。









    深眠りましろき檻を繭という          掌










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  <繭・白繭・新繭・繭掻(まゆかき)・繭市

   繭干す・繭籠・屑繭・繭煮る>


春蚕の作った繭が、

一番品質がよく、量も多い。


春蚕が繭を作るのが初夏である。


上蔟して1週間ほどたった繭は、

搔きとって市場に出す。


糸を取るために、

繭を干して中のさなぎを殺し、繭を煮る。



夏の季語。