紙魚・しみ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。









  
   淋しさや金環食に紙魚かざす           掌










~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


  <紙魚・衣魚(しみ)・雲母虫(きららむし)・紙の虫・衣魚の跡>


総尾目シミ科の昆虫。

ヤマトシミのこと。10ミリ。

扁平で細長く、銀色のうろこに覆われる。

暗いところに住み、衣類・紙類を食害する。


夏の季語。