「福田繁雄大回顧展 ユーモアのすすめ」へ。
高崎市美術館。ここは駅から徒歩3分。
数多くのポスター、
名前を知らなくてもその作品、
ポスターは目にしたことがあるのでは。
そうした数々のポスター、そのデッサン、
思いがけず立体作品も見ることができた。

まず入ったところに2頭の馬。
薄べったい車、あのエルンストのだまし絵を立体にしたもの(!?)、
「男女」の文字を立体にしたもの、じつに面白い。
ポスターはあのエクスポ、切手でできたモナリザ、
ビーナスの石膏像に、黒を塗り、聖徳太子、
エリザベ・ステイラーなどに。
凸面鏡のまえに物体、それが、鏡面をみるとちゃんとした(?)
ブルドックやグランドピアノに。
スプーンやフォークをつかったオブジェに光をあて、
その影がオートバイに。
気持ちよく常識を飛び超えて。
「だまされに」いらっしゃいませんか?
隣の井上邸にも作品の展示が。
竹を増やすとかで、
竹の皮がついた若竹が何本も。
お庭の緑があざやか。
6月24日まで。

高崎市美術館 ホームページ
作品の画像もこちらへ。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/fukuda_shigeo.htm
こちらは広島展での動画
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120314_4.htm
チラシ裏面(岩手のですが同じ、作品がたくさん)
http://compillusion.mims.meiji.ac.jp/pdf/iwate_museum_flyer.pdf
<ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展>
2012年4月14日(土)~6月24日(日)
東京に生まれ、少年時代を岩手県二戸市で過ごしたグラフィック・デザイナー
福田繁雄(1932-2009)は、東京オリンピックや大阪万博へと
日本が向かっていた時期に、戦後世代のデザイナーとして
その活動をスタートしました。
1972年、ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレで金賞を受賞、
1975年、『ポーランド戦勝30周年記念国際ポスター・コンペ』で
最高賞を受賞するなど、国内外で広く活躍した福田の作品では、
明快な単純化、軽快なユーモアのセンス、
そして視覚による伝達への関心に根ざす、
錯覚や錯視を利用した視覚トリックが一体化しています。
福田のこうした特質は、グラフィック・デザインだけではなく、
立体作品や著作にも強くあらわれています。
本展は、DNP文化振興財団所蔵のポスター約160点と、
二戸市シビックセンター福田繁雄デザイン館所蔵の立体作品約80点に加え、
アイデアスケッチなど貴重な資料を紹介し、
福田繁雄の全貌に迫る、過去最大規模の回顧展です。