「福田繁雄大回顧展 ユーモアのすすめ」 @ 高崎市美術館  | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

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  「福田繁雄大回顧展 ユーモアのすすめ」へ。

高崎市美術館。ここは駅から徒歩3分。


数多くのポスター、

名前を知らなくてもその作品、

ポスターは目にしたことがあるのでは。

そうした数々のポスター、そのデッサン、

思いがけず立体作品も見ることができた。

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まず入ったところに2頭の馬。

薄べったい車、あのエルンストのだまし絵を立体にしたもの(!?)、

「男女」の文字を立体にしたもの、じつに面白い。


ポスターはあのエクスポ、切手でできたモナリザ、

ビーナスの石膏像に、黒を塗り、聖徳太子、

エリザベ・ステイラーなどに。


凸面鏡のまえに物体、それが、鏡面をみるとちゃんとした(?)

ブルドックやグランドピアノに。


スプーンやフォークをつかったオブジェに光をあて、

その影がオートバイに。


気持ちよく常識を飛び超えて。

「だまされに」いらっしゃいませんか?


隣の井上邸にも作品の展示が。

竹を増やすとかで、

竹の皮がついた若竹が何本も。

お庭の緑があざやか。


6月24日まで。

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高崎市美術館 ホームページ

作品の画像もこちらへ。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/fukuda_shigeo.htm

こちらは広島展での動画
 http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120314_4.htm

チラシ裏面(岩手のですが同じ、作品がたくさん)
 http://compillusion.mims.meiji.ac.jp/pdf/iwate_museum_flyer.pdf 



   <ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展>

         2012年4月14日(土)~6月24日(日)


東京に生まれ、少年時代を岩手県二戸市で過ごしたグラフィック・デザイナー

福田繁雄(1932-2009)は、東京オリンピックや大阪万博へと

日本が向かっていた時期に、戦後世代のデザイナーとして

その活動をスタートしました。


1972年、ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレで金賞を受賞、

1975年、『ポーランド戦勝30周年記念国際ポスター・コンペ』で

最高賞を受賞するなど、国内外で広く活躍した福田の作品では、

明快な単純化、軽快なユーモアのセンス、

そして視覚による伝達への関心に根ざす、

錯覚や錯視を利用した視覚トリックが一体化しています。


福田のこうした特質は、グラフィック・デザインだけではなく、

立体作品や著作にも強くあらわれています。


本展は、DNP文化振興財団所蔵のポスター約160点と、

二戸市シビックセンター福田繁雄デザイン館所蔵の立体作品約80点に加え、

アイデアスケッチなど貴重な資料を紹介し、

福田繁雄の全貌に迫る、過去最大規模の回顧展です。