東京国立博物館 本館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

東京国立博物館・本館へ。
ここの各部屋ごとも壮観。

今回の展示ではあの国宝「雪舟 山水図」。


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まずは

◆「屏風と襖絵―安土桃山~江戸」

本館 7室 2012年1月2日(月) ~ 2012年2月12日(日)

ここでは池大雅の「楼閣山水図屏風」が圧巻。
金地に水墨で描かれている景がひろがっている。
 
「室内を仕切ることにより場を作り出し、
空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、
権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、
絵が描かれたり、書が揮毫されたりした」

大画面にもかかわらず、威圧感はなく、
<神仙>の世界に遊ぶよう。
トーハクでも5年ぶりの展示とか。



9室は

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◆能と歌舞伎 能「葵上」の面・装束

2012年1月2日(月) ~ 2012年2月26日(日)

能「葵上」といえは、『源氏物語』
光源氏の正室・葵上の枕元に生霊となって現れる
六条御息所の妄執を描いた鬼女物。
能舞台に登場する面・装束をじっくりと。
鬼にかわるまえの面ですら哀しみをたたえた
まなざし胸にささるよう。

能「葵上」上演している絵画も展示されている。
江戸時代、幕府の式楽として大名家で行われた
演能の様子がうかがえる。



◆浮世絵と衣装―江戸(衣装)

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10室 2012年1月2日(月) ~ 2012年2月26日(日)

おでむかえは北斎の「赤冨士」。

きらびやかな「振袖 鬱金色綸子地牡丹橘網模様」
旧久留米藩藩士家伝来など18世紀江戸の
小袖・振袖・打掛が。
凰、橘、鶴亀、松竹梅といった日本の吉祥模様の
意匠がすばらしい。
精緻にして大胆。
刺繍ひとつをとってもじつにみごと。

他に帯や櫛・笄・簪など、町方の女たちの
ファッション感覚がみてとれる。
浮世絵の美人画も同室にあって、
フツーに北斎の浮世絵が展示されている。


まだまだ展示はあり、陶磁器、茶、彫金など
ほかの展示はこちらを。
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=12