2011年11月19日~2012年1月29日
チラシには松尾敏男「波濤翔龍図」
日本画と書の展示。
今日から美術館が開いたので、
タワー美術館へ。
ここは高崎駅東口から徒歩1、2分の良い立地。
館内も静謐な雰囲気で、
ゆっくり静かに鑑賞できた。
で、なんと200円。
横山大勧「神州第一峰」、上村松園「桜がりの図」、
小林古径「茄子」土牛、玉堂、片岡球子など50点。
「桜がり図」松園の気品溢れる、
凛とした眼差しの女人、さすが。
古径の「茄子」、
「一冨士二鷹三茄子」ということで展示された由。
若手では小笠原元「秋保」、
紅葉・黄葉した草木の黄から橙・朱・赤・紅の諧調が印象深い。
いまひとり本多功身「愕・おどろき」、
枯れ色の草原に狐の出現に驚愕する2羽の鴉。
この狐の獲物を見つけ、構えようとする眼光が鋭い。
書は山本聿水をメインに大澤雅休。
抽象的な作品というのか。面白くみた。
画像は二次使用ができませんので、こちらを。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/t/2011_04.htm
◆タワー美術館 ホームページ
日本は、季節のうつろいがはっきりとしていると言われます。
そのなかで、日本人はそれぞれの四季の表情を楽しみ、
自然に崇敬の念を抱きながら暮らしてきました。
季節の変わり目となる節目の時期は、節句、節季と呼ばれ、
自然への感謝や人びとの息災を願うため、
さまざまな風習や行事が行われますが、こうした日は、
日常とは異なる儀礼の場にふさわしい吉祥をあらわす図様が
場を飾りました。
そうした、めでたい雰囲気は、季節を慈しみ、
楽しむ心とともに場を飾る日本画の画面や書にも表われます。
本展覧会では、正月を迎えるこれからの時期とあわせ、
おめでたいもの = 吉祥を寓意した図様の作品と、
開催時季である秋から冬にかけての景色を描いた作品を中心とし、
これに近年美術館でお預かりした作品を加え、
日本の季節の情景のひとこまを日本画と書で楽しんで
いただきたいと思います。
