今帰仁グスク
今日は滞在する村にある世界遺産「今帰仁城址」に来てみました。サクラ祭りも先月下旬に
終わり、いまは比較的おとなしい時期です。14世紀に琉球王国三山時代(南山、中山、北山)の
一つである北山王の居城でした。「つわものどもが夢のあと」という感じですね。
海洋王国琉球の中世の戦国時代史は、日本史にはほとんど登場しませんが、
こちらにいると、それらに関する出版物が豊富でなかなか面白いです。
石垣、波照間、宮古、与那国、与論など今や観光地として名高い離島ですが、
それぞれの島の土着の豪族たちの首里に対する反乱、同盟、裏切など知謀策謀が
渦巻く時代史は読んでいて引き込まれます。
東北出身ということもあって、「蝦夷」についても以前から興味を持っていたのですが、
それと少し似ているように思います。こちらも日本史には僅かに「まつろわぬもの」としか
出てきませんから。
京都にいた際に、清水寺のアテルイ、モレの碑に詣でたことを思い出しました(北の耀星)。
坂上田村麻呂、アテルイ、ねぶた、ねぷた、前九年の役、後三年の役、
そして藤原三代、平泉、源義経・弁慶の蝦夷地への逃避行、チンギハーン伝説・・・
話が長くなるので、まぁこの辺で。