良い天気のお正月

全員集合のお正月

にぎやかすぎて疲れたけれど

贅沢贅沢。

箱根駅伝も予想外の展開で

明日以降、面白そう。

5分以上の差を縮めるのは

なかなか大変なはず。

久しぶりに熱い復路が期待できそう。

去年までは集まった親せきが帰ってしまうと

シーンとした、

家に静まり返りましたが

今年からは、もうひと家族が残っているので

とてもうれしい限りです。

 

とても記憶に残る、紅白歌合戦。

サザン、サブちゃん、ユーミンらが一緒のステージに。

私における、今の日本歌謡界の象徴。

一年に1回、こんな日があってもよい。

明くるお正月、徐々に集まる親せきと子供たち、

生きている自分を実感できます。

滅茶苦茶疲れるけど

とても心地の良い疲れです。

かまぼこが売り切れちゃったとか、

だし巻きの出来が、今一だとか、

平民の極上の幸せを味わっています。

若いころ、どんなふうに年越しをするべきか考えて

ジョギングしながら、瞑想しながら、読書しながら…

いろいろ考えてきましたが、

今年は風呂に入っていたら、いつの間にか

年を越していました。

これこそを、しあわせ、と呼ぶんでしょうね。

今年は、この身体とどんなふうに

お付き合いしていくか?

じっくり研究していきましょう。

それにしても、昨夜の那須川天心対メイウェザーの試合は

衝撃的でした。

可哀そうなくらい、歯が立たなかった。

ボクシングルールということもありましたが

パンチの強さが違いすぎる。

立ち直れるのかな?

あっという間に最後の一日、大晦日。

去年とは大違いの家庭環境、暮らしの環境。

ただし、体調だけは去年のほうがよかったかな?

肺への転移、再発で気持ち的には

がっかりしていたけど、今より、ずっと元気だった。

こんなに不自由な身体になるとは思わなかった。

今年亡くなった、樹木希林さんが、

「不自由さに沿って生きてみよう」と決意していたのを

思い出します。

とにかく、思い通りにならない。

眠かったり、痛かったり、ふらついたり、

全部本当の自分なんだとわかっていても

付き合いたくない、突き放したくなる、

そんな不自由さに寄り添ってみる、という試み。

簡単そうでなかなか出来ない。

対話かな?自分との、病気との。

そして人生との。

何をしたかったのかな?

今はもう、おいしいものをちょっと食べたい、

面白い映画を一人で心行くまで見たい、

心しみる音楽をじっくりと聴きたい。

旅行はね、ドラえもんの『どこでもドア』が欲しい。

もう体力がない。

「桜島」をこの目で見てから死にたい。

梅崎治夫の『桜島』を読み返したい。

北杜夫の『楡家の人々』を読み返したい。

って、こんなことを考えていたらきりがなくなる。

さあ、もういいや、気兼ねなく

年越しそば食べて、紅白見て、ボクシング観て

寝ましょう。

あなたも、自分に優しく寄り添って

ぜひ、よいお年をお迎えください。