こんにちは
だいぶ暖かくなってきましたね
今日は前にもお話ししたことがある、タバコ
のことについてもう一度お話させて頂こうと思います。
当院では培養士が患者様とお話しする機会がありますが、その際、タバコを吸われている方がまだまだ多いな、という印象を受けます
以前吸われていた方も、妊娠に向けて吸うのを辞めた方もいらっしゃいますが、男性の方はまだまだお話を聞くとやめられないから続けてます、吸ってますとお答えされる方が多いです
たばこの煙には4000種類の化学物質が含まれており、そのうちの200種類は有害物質、30種類は発癌性物質と言われています。
その有害物質は、女性でいえば卵細胞を死滅させてしまいます
そのため、卵巣年齢が5~10年老化、閉経を5~10年早めてしまうとの報告もあります
〈タバコを吸うことによる主なリスク〉
女性
・血流が悪くなる
・子宮内膜が薄くなり妊娠しづらくなる
・喫煙年数が長いほど、有害物質にさらされる期間が長くなりDNA損傷が促される
男性
・血流が悪くなる
・精子細胞のDNAが傷つけられ、DNA損傷精子が増加
(精子の質の低下を招くことにより受精、胚盤胞率に影響を与える)
その結果、
胚の質、精子の質の低下が起こり、受精がうまくいかなかったり、、
胚盤胞まで発育せず、あるいはグレードが悪い
凍結できないでまた採卵から、、
そうなってしまう可能性が高いです
また、たばこは吸ってる本人だけでなく、産まれてくる赤ちゃんにも大きな悪影響を与えます。
特に妊娠中の喫煙は、
未熟児(低体重)
先天奇形の増加(無脳児、無指症、多指症)
病気の発生(糖尿病、アトピー、心臓の異常など)
知能低下(ADHDなど)
乳幼児突然死症候群
など様々なリスクが発生する可能性が高くなります。
喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど影響は大きくなりますので、タバコを吸われている方は今すぐにやめることをお勧めします
タバコは百害あって一利なしです
さらに副流煙の方が有害物質の濃度が高く、受動喫煙の方がリスクが高いと言われています
外で喫煙してもその人の服についた匂い(服に有害物質が付着)を吸えば同じですし、空気清浄機をいくら使っても匂いは取れても空気中の害は防げません
自分の体の健康だけでなく、子供の将来も奪ってしまいかねない危険があります
また精子は、加齢に伴ってもDNAの損傷が多くなってきます。
それにより精子は元気に動いて濃度があっても、年齢が高くなるにつれ、生まれてくるお子様の精神疾患に繋がる可能性があるとのことが最近の研究で分かってきました。
タバコを吸うことでわざわざDNAを壊し、そういったリスクをさらに上げることになります
成績が出ない、胚盤胞率があまり良くない、でもタバコは吸っている…そこを改善されるだけでも結果が変わってくる可能性があるので喫煙中の女性の方、男性の方はこれを機に見直し、タバコを止めることにチャレンジしてみてください
また、男性用のサプリメントも当院ではご案内しています

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