ビタミンDについて | 馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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今日は、久々にビタミンDのお話をさせていただきますきのこ

 

このブログでも何度もビタミンDのお話をしていますが、

妊娠後のサプリメントの有効性や安全性についてもう一度お話させていただきます!!

 

ビタミンDは、不妊分野においてとても注目の栄養素で、

様々研究がされています。

過去のブログ⇓

 

 

なかなか食事からの摂取が難しい栄養素なのでサプリメント薬での摂取が有効とされていますが、

妊娠中はどうなんでしょうかはてなマーク

 

妊娠中のビタミンD不足は、妊娠高血圧腎症や妊娠糖尿病、低出生体重児の発症リスク上昇に

関連していると言われています。

また、母親の妊娠中のビタミンD低濃度(重度のビタミンD不足)は、出生児の統合失調症や

幼年期神経発達低スコアへの関連も報告されています!

 

そしてそれらに対する、サプリメントでの補充を行った研究によると、

先に挙げた各種リスクを低減させること

さらには、出生児のアレルギー発症リスク低減にも関連していて、

母体だけでなく胎児や乳児の成育にプラスの影響を及ぼすことは明らかです!

 

 

サプリメントでの摂取の安全性はどうでしょうかはてなマーク

 

≪厚労省は摂取基準 2020 年版において、ビタミンDの耐容上限量は 100μg(4000IU)/ 日としています。

ビタミンD過剰症が報告されているのは極めて多量の摂取によるもので、250 μg 未満 / 日では高カルシウム血症の報告はみられていません。ビタミンDは脂溶性ビタミンであるため体内に蓄積しやすいので危険であると言われることがよくありますが、実際には 腎臓における ビタミンD の活性化は厳密に調節されており、 ビタミンD3 を過剰摂取したとしても活性型 ビタミンD がそのまま増加 するわけでなく、安全性が高いことが確認されています。≫

との報告がありますので、摂取推奨量である1000~4000IU(25~100㎍)を、しっかり守って摂取すれば

問題ないと言えますあしあと

 

ビタミンDは、妊娠前(不妊治療中)~出産まで、母体と児にとって

とても重要な栄養素です。

また、なかなかすぐに改善するのは難しい栄養素でもありますアセアセ

そのため、早めに摂取を開始することが重要です!

体内での生成を促すために適度な日光浴晴れを心がけ、

上手にサプリメント薬も取り入れてみましょうひまわり