排卵日を見つける『LHサージ』です
タイミング治療に来院されてみなさんは尿検査をされたことがあると思いますが、何を調べているがご存じですか?
簡単にいえば排卵が近いかを検査しています。
もう少し詳しく説明するとFSH(卵胞刺激ホルモン)で卵胞が育ってきます。卵胞が育ってくると脳下垂体からLH(黄体形成ホルモン)が一気に分泌されるんです。よく聞く「LHサージ」といいます。
LHサージがおこり排卵がおこります。
LHサージがおこると尿の中にもLHがたくさんでてきます。
尿の中のLHを測ることで排卵を予測していきます。
そのため排卵直前の診察の場合は尿検査をします。
排卵後の診察では尿検査はありませんよ。
市販の排卵チェック薬を使っていらっしゃる患者さまからなかなかLHサージが確認出来ないといった声を聞きます
LHサージの持続時間は約48時間といわれていて、さらに上昇期、ピーク期、下降期と分泌量の波があるので検査をするタイミングが難しいですね。排卵予測日の数日前から連日検査をするのが望ましいですし1日2回の検査ができれば捉えられやすいと思います。
それはそれで結構大変ですね
当院での予測はまず経膣超音波検査で卵胞径のチェック、頸管粘液量を確認し、そして尿検査にてLHサージを調べて排卵の予測をします
LHサージ開始後24~36時間後排卵を起こすといわれています。
ピークの持続時間は14時間くらいです。
排卵した卵子の寿命は24時間くらいなのでLHサージ後の2日間程度が妊娠する可能性が高いです。