今日は、培養部の方から精液検査を受けられる患者様にお願いがございます
精液の検体を持参するときの注意点です
最近、精液の検体カップの蓋がちゃんとしまっておらず、検査や体外受精に使用する際に
すでに零れてしまっていて、量が少なくなってしまってる方がいます
それによりしっかりとした量が測定できず、正確な検査結果が出ず、再検査することになったり、
体外受精では、ふりかけ法の予定だったのが、半分以上こぼれてしまっていて数が足りずに顕微授精になってしまったりします。
またカップ自体滅菌済みのものを使用していただくのですが、蓋が閉まってないことで淵の部分に精子が溜まってしまい、
そこの部分が空気や外部にさらされて、不潔になってしまいます。
また最近見るのは、水性ペンで名前を書かれてしまったがために、当院につく頃にはなんて書いてあるかわからない状態だったり、
ということも見受けられます
検体情報は取違いしないために大変大事なものになりますので、必ず油性ペンで書くようお願いいたします。
精子は卵子と同様、DNAが入った大切な細胞となります。
採取時間、持ち運び方、保管などによって精子の状態も大きく左右され、結果に大きく現れていきます
お持ちになる際は、今一度、カップがしっかり閉まっているか、名前がちゃんと書いてあるか、
アルミホイルで遮光がちゃんとできた状態か確認してご持参ください