こんにちは
保険診療が始まって、それを期に治療開始されていろいろな検査をし始めていらっしゃるかと思います
その中で精液検査をされた方も多く、
検査結果数値があまりよくなかった方いらっしゃると思います。
また、精液検査自体、検査結果に振れ幅が多いので、2回目やってみたら問題なかったという方もいらっしゃれば
1回目は問題なかったのに、2回目測定したら数値があまりよくなかった、なんてことは多々あります。
そんな中で、どう重要な日(排卵日のタイミング、AIH、採卵日など)に良いコンディションへと持っていくかが肝心となってきます。
まず、第一に精子を定期的に採取することが大切になってきます。
男性は、女性と違って精子細胞は一から作られます。
精巣は工場の役割をしています。いきなり働かそうとしても上手く稼働してくれません。
常にその工場を稼働させておくことによって、質の良いものが効率よく作られやすくなります。
精巣に長く留めておけばおくほど古くなってくるのです
いざ、タイミングや体外受精に…という時に出したとしても、
それは古く溜まった精子でDNA損傷を受けた精子の可能性あります。
DNA損傷を受けた精子は頭部の形が悪かったり、運動獲得する精子が少なくなってしまいます。
そうなれば受精や発生にも大きく影響が出てきてしまいます。
なので、定期的に採取することによって、運動率、正常形態率改善に期待ができます💡
ただ重要な日の前日付近で採取することによって、濃度が薄くなってしまうことがあるので、重要な日が近づいたら
禁欲期間を3~5日設けてから採取、タイミングをとりましょう
男性は、精子をいくつになっても作ることができますが、男性も年齢によって精子も老化してくればDNA損傷率が高くなり、
自閉症などの発達障害のリスクも上がってくるとの報告もあります。
年齢による老化で女性だけが妊娠しづらくなるわけではなく、男性もこうした染色体異常率も増えてきます
精子が作られるまでに3か月ほどかかります。
なので早めに対策をしていくことで、新しい精子が出やすくなってくるので、
ストレスにならないペースを決めて、始めてみて下さいね