妊娠検査薬について
妊活をされている方は妊娠検査薬を一度は使った事があると思います。
妊娠すると最初に産生されるのがヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG)です。妊娠検査薬は、尿中のhCGを感知すると反応する仕組みになっています。
hCGは、受精卵が着床し胎盤のもとになる絨毛が作られ始めると、そこから分泌されます。hCCは受精卵が着床して３～４日くらいで尿に出はじめます。
排卵後１０日前後より尿中hCC濃度は上昇し、排卵後１４日頃には５０IU/L以上に達するといわれています。
一般的に市販で売られている検査薬はhCC濃度５０IU/L以上で反応します。
最近、尿中hCG濃度が２５IU/Lで反応する早期妊娠検査薬も販売されています。ただ早期に気づけるようになったため、従来は流産として意識されなかったものも認識されるようになりましてた。（化学流産）
確実に妊娠を判定するのであれば、通常市販（５０IU/L）されているもので検査をすることをお勧めしますし、検査をするタイミングは生理予定が１週間遅れたあたりで検査をすると良いと思います。
検査薬が陽性になる場合
・正常妊娠
・異所性妊娠
・流産
・胞状奇胎
・不妊治療でホルモン剤投与している場合
・悪性腫瘍など
検査薬が陽性になる場合は正常妊娠だけではありません。
陽性が出た場合自分で判断せず必ず産婦人科の受診をしてくださいね。