皆様こんにちは
もうそろそろ梅雨の季節ですね。
私は、雨で憂鬱な日は、
“滝にうたれるのと同じように、
雨の中にいるだけで修行になり、体と心が浄化する”
というお坊さんの言葉を思い出して、元気を出しています(笑)
今日は、患者様からよく受ける質問についてお話します。
『卵の大きさってどのくらいなのですか』
患者様から時々質問をいただくことがあります。
『イクラくらいの大きさですか?』
―――いえいえ
『とびっこくらいの大きさですか?』
―――いえいえ
もっと、もーっと小さいのですが、想像しやすい良い例えがないものかと探してみました
ヒトの卵子の大きさは、
直径約100~150㎛(0.1~0.15㎜)と言われています。
数字で言うと、なんだかわかりにくいですね
だいたいコピー用紙一枚の厚さが卵子の直径と同じ長さのようです。
私たち培養士も、シャーレの中の卵子を肉眼で見たとき、
「ここにあるかもな。。。」
「いや、やっぱりちがうかな。。。」
という感じで、目を凝らして見ても見えるか見えないかぐらいの大きさです。
よく目にするこのような受精の瞬間も
紙の薄さ程度の世界の出来事だったんですね
ちなみに
カエルの卵子 2.0mm
サケの卵子 6.5mm(←イクラです)
ニワトリの卵子 3cm(←スーパーに売ってる玉子です)
といった感じで、
卵生の動物よりも胎生の動物(哺乳類)の卵子の方が、ずっと小さいようです。
以上卵子の大きさのお話でした
ぜひ皆様も
クリニックで培養士とお話する機会があったときは、
ささいな事でもいいので、
気軽にご質問していただけたらうれしいです