地下室を利用して、自家製の生ハムを作ってみたいと思っています。ジャンボンセック、プロシュート、ハモンセラーノ。国は違いますが、フランス、イタリア、スペインなどのものが有名でしょうか。日本でも本格的な生ハムを作っていらっしゃるところがありますね。
BON DABON - 日本人唯一の公認パルマハム職人 多田昌豊によるペルシュウ工場ボンダボン
ここが輸入していらっしゃる生ハムは最高!ですが、現在豚熱の影響でイタリアからのプロシュート、サラミが入ってこない状況。寂しいです。
SALUMERIA 69 [サルメリアロッキュー]
そもそもの始まりは、NHKラジオ講座(多分)のイタリア語会話のテキストでした。2001年前後だと思います。食材探訪というコーナーがあって、そこではカルロさんという人が地下の物置を利用して毎年プロシュートを作っている流れについて書いてあり、分量などは載っていないですが、作業の手順などが写真入りで書いてありました。骨付きの10kgくらいの豚もも肉を、まず酢で洗って、グラニュー糖をまぶして、一晩置きます。翌日黒胡椒、塩、ニンニク、唐辛子、ローズマリーなどをすり込み、塩をすり込んでもむ。これを1ヶ月くらい毎日行って、あとは1年間冷暗所に吊るしておくということでした。
だいぶ経ってから作ってみようと思いましたが、さすがに10kgの骨付きは無理なので、1kgの豚もも肉の塊にして、冷蔵庫でやってみることにしました。ずっと庫内の空気にさらしておくと乾燥しすぎるため、ラップを巻いたり取ったり、色々工夫しながらやってみると、まずまず食べられるものができました。6ヶ月ほどすると熟成感も出て、生ハムといった感じです。ただ、表面の脂肪のところは酸化した味がするところもありましたが。作るにあたって、南青山のローブリューの方が書かれているレストランのシャルキュトリーも参考に読んだ気がします。ひょっとして冷蔵庫の自家製生ハムを作り始めた時よりも後に買ったかもしれませんが。面白い本で、生ハムの熟成の過程について詳しく書いてあり参考になります。冷蔵庫の自家製生ハム自体は、数回作ってやめてしまいました。時間もかかるし、冷蔵庫の中で場所もとるので。
各国の生ハムの作り方をネットで色々みてみましたが、温度、湿度、熟成させる場所、風に当てるかどうかなど、色々あるようです。大まかにいうとまず塩に漬け、それから乾燥、熟成という過程になるようです。色々みていると、地下室で安定的に15-16度程度の環境があるなら、家でやってみてもいいのではないかと思いました。そのほか必要に応じて冷蔵庫や、冬場の部屋の中(暖房なし)などの環境も併用しても良いかもしれません。
ハモン・セラーノ 日本生ハム協会2021セミナーのセミナー資料はとても参考になりました。
こちら、イタリア生ハムの作り方。 | amebaブログ ローマの花嫁。は家庭で小さめ(といっても5kgくらい)のものを作る際に非常に役立ちそうです。今度、この作り方を少し改変して、自分のところでも作ってみようと思います。こちらのブログはサルシッチャの作り方、熟成の仕方についても書いてあって、思わず読み耽ってしまいました。イタリアの家庭での作り方が書かれていてとても良いです。
骨のついていない5kgくらいの豚もも肉の塊で作るとなると、家でも可能そう。美味しくできるかはまだ分かりませんが。作る地域にもよるでしょうが、仕込むのを秋から冬(ヨーロッパの家庭でもこの頃が通常の仕込み時期のようでしょうか)にすれば、温度が低く湿度も低い状態が欲しければ冬の屋内の環境も使えそうですし、ある程度の温度があって湿度もあってという環境が欲しい時には地下室が良いでしょう。夏は涼しい地下室に置いておくしかないですね。風に当てる必要があれば、送風機などを利用しても良いのかもしれません。
とりあえず今気になるのは以下のようなポイントです。
・最初の乾燥時の温度
・熟成時の温度
・塩分濃度(肉の何%くらい塩を使うか。塩の量にも関わってきますが、塩抜きをするかしないか)
・過度の乾燥を防ぐために肉の表面に何か工夫が必要か(ローマの花嫁。さんのブログでは豚の薄皮というものを使われていましたし、イタリアのプロシュートなどでは、皮のついていない肉が剥き出しの部分にはラードと米粉と塩を混ぜたものなどを塗り付けるようです)。
・風に当てる必要があるか(空気の動きがあった方が良いか)、地下室内のままで良いか
これから色々調べてみようと思います。
最後に、生ハムの熟成について色々みていると、トレンティーノ=アルト・アディジェ州のSPECK スペックという、軽く燻製した生ハムに行き当たりました。なかなか美味しそうです。これも作ってみたいなあ。
スペック SPECK|珍しいスモーク生ハムは北イタリアのトレンティーノ アルト アディジェ発祥の燻製ハム! | Italian Foods Online
イタリア料理ほんやく三昧: アルト・アディジェのスペック
Speck Production | Salt, Smoke & more – Speck Alto Adige PGI