私はかつて、フランスの大学院に留学していました。
ずいぶんと時間がたってしまいましたが、
とても濃厚な日々で、まるで昨日のことのように覚えています。
ブログでは引き続き、時々、こぼれ話を書き留めていきたいと思います。
フランスでは週末に
ホームパーティーがよく開かれていました。
私も何度かご招待頂いたり
私の部屋が会場になることもありました。
ある日
友人の家のホームパーティーに参加したときのこと。
そこには友人の友人の・・・といった具合に
知らない方が大勢集まっていました。
ホームパーティーでは料理を
一品持ち寄ることも多かったのですが
この日は
私が会場で日本のカレーライスを
作ることになっていました。
人参、玉ねぎ、じゃがいもとチキンの
シンプルなカレーです。
煮込んでいる間にサラダも作りました。
カレーの匂いに誘われ
キッチンを除きに来る方が
「何か手伝うよ?」
と言ってくれました。
「そろそろ出来上がるので
テーブルセッティングをお願い!」
皆が協力して
カラトリーの準備を
進めてくれ
料理の盛り付けを始めると
手際よく皿を運び
テーブルの上に並べてくれました。
さあ食べようと
私もテーブルにつきました。
その時
ある光景が目に飛び込んできました。
なんと
カレーライスとサラダに
「フォークとナイフ」がセッティングされていたのです。
私は驚いたものの
何も言わずに様子を伺うことにしました。
「美味しそう」
「良い匂い」
などといいながら
皆がテーブルにつきました。
その日は20人近くいたのですが
フォークとナイフがセッティングされた
光景に疑問を持つ人はいませんでした。
日本人の私一人を除いて。
日本のカレーライスはとても好評で
楽しいホームパーティーになりました。
彼らにとって
私の作った日本のカレーライスは
「チキンにたっぷりのソースがかかり
ライスが添えられた料理」という
認識だったのでした。
だからこそ
フォークとナイフで
食べるものだと
誰一人疑わなかったのでしょう。
同じものを見ても
文化や個人の背景が異なれば
解釈も大きく異なるのだということを
思い知らされた機会でした。
この日から私も
カレーをフォークとナイフで
食べるようになりました。
皆さまの食習慣をフラットに解釈し
アドバイスをお伝えします。
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