アゲハ蝶の食事療法と人間の肝臓のこと | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

2週間前からアゲハ蝶を保護しています。羽化したものの片方の羽が開かず飛べないのです。玄関前でもがいていたのでかわいそうで・・・。本当は写真をのせたいところですが苦手な方も多いと思うので代わりにイラストをのせてみました。甲状腺のモチーフみたいですね♪

 

自然界の蝶の食事は花の蜜と水です。

 

保護当時はハチミツやメープルシロップを薄めたものをあげていたのですが、途中で砂糖水に切り替えてからは食欲がアップし、どんどん元気になっています。

 

花の蜜は蔗糖が中心。蔗糖とは砂糖のこと。やっぱり砂糖水が一番好きなんですね。

 

砂糖だけであんなに元気になるなんて、蝶の代謝系はどうなっているのでしょう???

 

ここからは人間のはなし。

©Acco MUKAWA 蝶の代謝系と果糖のこと

 

砂糖は体内でブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖はもちろん、果糖も特別な場合を除いて食べ過ぎに注意が必要です。

 

砂糖の成分の半分は果糖です。砂糖のとり過ぎは果糖の摂り過ぎもなってしまいます。

 

果糖は肝臓で代謝されるので、肝機能が低下している方は食べ過ぎによって肝臓にさらに負担をかけたり、他にもいろいろな弊害があります。

 

特に、市販食品の食品原材料表示で「果糖ブドウ糖液糖」などと表記されたものは高濃度の果糖を含んでいます。

 

これからどんどん暑くなりますが、市販の冷たい飲み物にも果糖は多く含まれていることがあります。肝機能が低下している方は特に気を付けましょう。

 

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