この記事はバセドウ病の治療を始めたばかりの方に、特に読んで欲しい内容です。
バセドウ病と診断されると、抗甲状腺ホルモン薬の内服治療から始めることが一般的です。私もメルカゾール内服4錠からスタートしました。内服をはじめるにあたり私も医師から注意を受けましたが、抗甲状腺薬でもっとも注意しなければならないのは「無顆粒球症」と呼ばれる副作用。
頻度は少ないものの、とても危険な副作用が起こることがあります。
無顆粒球症とは??
血液中の白血球の成分のうち顆粒球(特に好中球)が減少し、ほとんどなくなる病気です。
初期症状として、かぜや扁桃腺炎のときと同様な発熱や喉の痛み、全身のけん怠感(だるさ)等があります。
無顆粒球症になると、細菌等に感染しやすくなり、肺炎や敗血症などの重症感染症を起こし、生命の危険に曝される場合があります。
色とりどりの野菜やフルーツを食べていますか?
アメリカの甲状腺学会では、抗甲状腺薬を内服している方に向けて「新型コロナウイルス感染症に注意すべきポイント」が発表されています。その中から、いくつか大切なポイントをまとめてみました。
●無顆粒球症の症状が風邪や新型コロナウイルスの症状に似ている
●無顆粒球症そのものが、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを高める
●喉の痛みや発熱をご自身の判断で様子見にしてしまうと、無顆粒球症や新型コロナウイルス感染症を放置する恐れがある
●放置することでどちらも重症化する恐れがある
薬の副作用も感染症もどちらも危険なので、自分で様子見をせずに、とにかく早く病院に連絡し、医師に相談することが大切です!!
バセドウ病の内服治療を始めたばかりの方は、副作用が起こりやすいので特に注意が必要です。
バセドウ病の方は栄養素を多く消費してしまいます。
バランスのとれた食事と、十分なビタミンやミネラルが含まれる食事をとり、体調管理を徹底していきましょう。野菜やフルーツもしっかりと食べましょう。
バセドウ病、甲状腺機能低下症と新型コロナウイルスに関する詳細の情報やその他の注意点、参考文献はこちらのサイトでご覧いただけます。
無顆粒球症についての参考文献:
あすか製薬株式会社, メルカゾールを安全にお使い頂くために(2020年4月22日参照)
関連記事(2020年7月25日追記)
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