甲状腺疾患にとって食事の意味とは? | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

バセドウ病や橋本病の食事療法について色々な方にお話をすると、びっくりされることがあります。

 

なぜなら、甲状腺疾患のための食事療法とは「バランスの良い食事を心がけること」を中心に、

 

バセドウ病なら「十分なエネルギーやビタミン、ミネラルを補うこと」、橋本病なら「エネルギー過剰に注意すること」が基本だからです。

 

これに加えて、合併症があれば、そのための食事療法が行われます。

 

もちろん、これらはとても大切なことです。

 

でも、これだけでは不十分です。

 

©Acco MUKAWA 甲状腺疾患にとって食事の意味とは? photo Acco MUKAWA

オメガ3たっぷりの新鮮なサバを塩焼きにしました。

 

甲状腺疾患は全身のホルモンや代謝、免疫に関わってくる病気です。

 

そして、甲状腺疾患は何よりも、身体の状態が刻一刻と変化していきます。

 

身体全体への影響を考えながら食事を整えなければ、不調は改善されません。

 

身体の外から食べ物を取り入れて、それが細胞になったり、酵素になったり、血液になったり・・・。身体の仕組みはとっても神秘的だなあと思います。

 

食べた物、一口一口が身体にとって意味のあるものにしたいです。