バセドウ病や橋本病の食事療法について色々な方にお話をすると、びっくりされることがあります。
なぜなら、甲状腺疾患のための食事療法とは「バランスの良い食事を心がけること」を中心に、
バセドウ病なら「十分なエネルギーやビタミン、ミネラルを補うこと」、橋本病なら「エネルギー過剰に注意すること」が基本だからです。
これに加えて、合併症があれば、そのための食事療法が行われます。
もちろん、これらはとても大切なことです。
でも、これだけでは不十分です。
オメガ3たっぷりの新鮮なサバを塩焼きにしました。
甲状腺疾患は全身のホルモンや代謝、免疫に関わってくる病気です。
そして、甲状腺疾患は何よりも、身体の状態が刻一刻と変化していきます。
身体全体への影響を考えながら食事を整えなければ、不調は改善されません。
身体の外から食べ物を取り入れて、それが細胞になったり、酵素になったり、血液になったり・・・。身体の仕組みはとっても神秘的だなあと思います。
食べた物、一口一口が身体にとって意味のあるものにしたいです。