バセドウ病 治療中の体の変化 認知力② 太りやすい原因 | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

昨日の私、ちゃぶ台返しなみのことをしてしまいました・・・。食後でよかった・・・。

 

気を取り直して、引き締めなおして。

 

ところで、甲状腺疾患の方は血糖値に変化が出やすい体質です。検査では血糖値関連の数値が正常域でも、甲状腺疾患の方は体調によっては波が出ることがあります。食後の高血糖が知らず知らずのうちにおこっていることがあります。食後に血糖値が釘のように鋭く上昇するので「血糖値スパイク」といいます。釘のイメージってわかりにくいですよね。

 

食後に血糖値のビッグウェーブが来た様な感じの方がわかりやすい?

 

©Acco MUKAWA 甲状腺疾患と血糖値 写真はイメージ

血糖値スパイクとは言うけれど、私は釘ではなく「波」に例えたいのでこの写真の方がしっくりくる~

 

血糖値スパイクが起こると、集中力が欠けやすくなります。そして認知力の低下や他にも色々体に負担がかかるので血糖値スパイクは起こらない方が良いのです。波が好きでも、血糖値の波はだめです。血糖値の波は上手にコントロールしないといけません。波を穏やかにしてそこにゆったり浮かぶ感じで。

 

バセドウ病は治療をはじめると、橋本病は症状として、「太りやすくなる」という方が多くいらっしゃいます。太りやすくなる原因の一つが「波乗り上手かどうか」とということと深い関係があるんです。

 

バセドウ病、橋本病、どちらの方もがっつりの食事を避け、腹7~8分目がベスト。足りない分は間食で補い、食後は少し余裕をもって行動するのが理想です。

 

食事に食物繊維を取り入れたり、食後にお散歩するのも血糖値の波を穏やかにする効果がありますよ。糖質を玄米や全粒粉から摂取するのも良いですね。