昨日は、武田勝の成績を振り返って・・「理想的な打ち取る投手の成績」となりましたが、
ケッペルも同じく打ち取ってゲームを作っていくタイプです。
今年の成績を振り返ってみましょう。
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<2010年 ケッペル 投手成績>
※防御率以下は規定投球回数以上対象です
試合数・・25
勝利数・・12(パ7位)
敗戦数・・8
投球回・・158+2/3(パ12位)
防御率・・3.35(パ8位)
WHIP(1イニング走者数)・・1.32(パ11位)
DIPS(投手能力指標)・・4.02(パ12位)
K/BB(コントロール指標)・・・1.63(パ14位)
※規定投球回数は16人中です
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12勝・防御率3.35とまずまずの成績を残したケッペルですが、
セイバーメトリクスの・・・
WHIP(1イニング走者数)・DIPS(投手能力指標)・K/BB(コントロール指標)
の数値は正直良いとは言えません。
WHIP(1イニング走者数)はパリーグ平均程度。
DIPS(投手能力指標)はパリーグ平均以下。
K/BB(コントロール指標)もパリーグ平均以下となっております。
【ケッペルとパリーグ平均比較】
※()内はパリーグ平均値
WHIP(1イニング走者数)・ケッペル1.32(1.35) △0.03
DIPS(投手能力指標)・ケッペル4.02(3.84) ▲0.18
K/BB(コントロール指標)・・ケッペル1.63(2.44) ▲0.81
投球内容をセイバーメトリクスで分析してみると、
非常に厳しい実績となっております。
結果的には防御率・勝利数ともにまずまずの成績とはなっておりますが、
内容を見る限り今年は「運の要素も大きかった可能性」もあります。
【WHIP(1イニング走者数)同数値付近の選手】
※規定投球回数以上対象
ケッペル・・1.32
帆足 和幸・・1.27
永井 怜・・・1.32
※1位・・ダルビッシュ1.05
【DIPS(投手能力指標)同数値付近の選手】
※規定投球回数以上対象
ケッペル・・4.02
マーフィー・4.01
渡辺 俊介・4.02
※1位・・ダルビッシュ2.05
【K/BB(コントロール指標)同数値付近の選手】
ケッペル・・1.63
渡辺 俊介・・1.40
マーフィー・・1.49
※1位・・成瀬 善久6.00
さすがに内容が悪すぎるので、ケッペルの来季は内容の改善が求められますね。
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<ケッペルの課題>
しかしケッペルの課題はハッキリしております。
打ち取る投手としては致命的な与四死球率の高さです。
【与四死球ランキング】
※規定投球回数以上対象
1.武田 勝・・1.02
2.成瀬 善久・1.59
3.金子 千尋・2.03
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12.ケッペル・3.46
13.永井 怜・3.55
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奪三振率が低いケッペルは完全な打ち取るタイプの投手です。
打たせて取る以上、打ち取った当たりでも不運の安打となる可能性があるため、
無駄な走者は出してはいけないところです。
良く言えば粘り強い・・と言えますが、この内容では長くはもたないような気がします。
来季のケッペルは「与四死球率」に注目してみたいですね。
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【追記】
ケッペルの持ち味は特に150キロ付近のムービングとスライダー。
良い球は持っています。
ただし、先頭打者の四球・被安打が多いですよね(データ取ってませんが見た印象)。
一つもストライクが入らず、いきなり四球で歩かせてしまうという・・・
あれは精神的なものでしょうか?
ここは芝草投手コーチの腕の見せ所ですね。
ケッペルは非常に真面目な選手ということなので、
コーチの腕しだいです。
頼みますよ、芝草コーチ。