革命的バッティング
バットの軌道がいまいちなうちは
軽いバットでスイングする。
本物のバットではスイングしなくて
プラスチックバットで一日500スイング
した。
やり方はインコース高め 真中 低め
真ん中 高め 真中 低め
アウトコース高め 真中 低め
をそれぞれイメージしながら50スイングずつ。
あとは苦手なコースを50スイングの計500
これがコーチの教えであった。
あとは雑巾をしぼるように右手と左手の第二関節を
一列に並べる。
この2点だけだった。
練習方法と握り方。
これしか教わってないような気がする。
握り方はその当時のらいぱちは脇が開きまくっていた。
だからコーチは握り方で矯正した。
このことがらいぱちのバッティングを進化させ
レギュラーを確固たるものにした。
大人に絶対服従であったらいぱちは
素直にこの握り方を実践し、リトルリーグ
の練習でもこの握り方でフリーバッティングを
行った。
しかしリトルリーグのチームコーチからは
なんだ!その握りは!!
ゆったり構えろ!!
など文句が出たが、140㌔の球を
ミスショットなしで打ち返していたあの
光景がこのコーチについていこうと
突き動かしチームコーチのいうことは
無視した。
バッティングフォームはいろんな人が
いろいろ言ってくるが自分のスイングに
あったことだけを聞きいれそれ以外は
切り捨ててきた。
それが自分のスイングを完成させ進化
させる。
松井とイチローのスイングが違うように
人それぞれタイプが違うから人と同じで
はなかなか合わないから。
自宅で本物のバットでスイングをしたのは
2ヶ月が経ってからである。
それかららいぱちはライパチでなくなる
少年野球指導コーチ
らいぱちの闘いがはじまった。
ちょっとだけ野球が楽しくなってきたぞ。
試合に出れるだけで楽しい時期でもあったが
やっぱり活躍して、ヒーローになりたい。
ヒーロー・・・・ホームランバッター
かっこいい!!
外野に飛ばすのもやっとなのに
オーバーフェンスなんて逆立ちしても
不可能であった。現にリトルリーグ時代に
ライパチのホームラン数は0である。
そんなとき全く野球素人のらいぱちの父親が
少年野球コーチを連れてきたのだ。
コーチは名門高校野球部の3番で甲子園にも
出場していた。
まずは実力をということでバッティングセンター
へと向かう。
140キロの球をミスショットなく芯で捕らえる。
化け物である。
この化け物との出逢いがまたらいぱち
を野球の魅力に引き込むのである。
野球 レギュラー獲り
らいぱちの戦いがはじまる。
身長145cm体重39㌔の小さい体で
リトルリーグのレギュラーは難しかった。
しかも選抜メンバーでのレギュラー・・・。
チーム内でのレギュラーはとりあえず
ライパチ
しかし選抜メンバーになると・・・。
あいつらに勝たなくてはならない。
しかし体の大きさ、遠くに飛ばす力
肩の強さでは下の下である
しかし武器を探さなくては勝てない。
その武器とは俊足であった。
当時、何の努力もなく学校でリレーの
選手になり足が速かったライパチ。
選抜チームでは専ら代走での出場
にとどまりチームは負け選抜チームは
解散した。
その足の速さで首脳陣にも
印象付けが出来、レギュラーにも
一歩近づいたのである。
しかしそのときのらいぱちは
はまだ打球が外野にも飛ばない
ほどの非力の5年生であり
野球はまだやらされていた。
選抜メンバー
あの外野フライが人生を変えた。
大飛球を打ってくれた彼に感謝してやまない。
その彼は今でも友達でたまに一緒にベースボールを楽しんでいる。
その彼と友達になれたのもあの大飛球があってからこそなのだ。
あの試合の後に市内の選抜メンバーを組むことになったのだ。
そのときに首脳陣たちの目に止まったのだった。
打てない選手が選抜メンバーになっちゃった・・・。
市内ではエリート選手だった彼とらいぱちくんとの出逢いはその選抜チームからで意外とすんなり友達になれたことを覚えている。
しかし彼とはこれから幾度となく対戦し、高校3年の甲子園を賭けた戦いをもすることになるのだ。
もちろんこの選抜チームでは彼はピッチャーで3番バッター。らいぱちはベンチで応援していた。
ひとつのプレー
人生には何か転機となる瞬間がある。その瞬間から野球が楽しくなる。その瞬間がやってきた。野球をやらされ毎週土日はみんなが釣りや友達の家に遊びに行くのに俺だけつまらない野球の練習・・・。もう辞めたい・・・。
毎週土曜日はお腹が痛くなる。もちろん仮病・・・。そんな時いつもベンチの少年に監督から明日の試合はスタメンでいくからな。と言われちょっとだけうれしかったがそのときはどうでもよかった。試合の当日、スタメンを監督が発表する。ライトで8番。すなわちライパチくん誕生である。打つほうはあまり期待は出来ないが守備のみの期待だということは十分承知していた。だが勝とうが負けようが関係なかった。相手は常勝軍団。しかし得点は2対1といい試合をしてしかも勝っている。最終回にその瞬間がやってきた。2アウト2塁。一打同点の場面。バッターは3番。右中間に大きなあたり!!普通なら完全3塁打になるはずだが・・・・・・。ライパチ君のグローブの先に白球が納まった。その感触は今でも覚えている。そのワンプレーでベストナインに選ばれ野球がちょっとおもしろくなった。