僕が玉川学園高等部野球部の監督になって11年目の夏を迎えようとしている。
20代の頃、同じクラブチームにいた玉川大学出身の先輩に誘われてここの大グラウンドで練習したことがあり、それとは関係ないルートで指導者としてのオファーを頂いた時は「これも何かの縁」と感じたことを思い出す。
特に中学生を勧誘するわけでもなく、様々な理由でこの学校を選んだ生徒に高校野球という世界を経験してもらう場所がこの野球部だと思っている。
普段宣伝する機会もその気もないので、たまには玉川学園の素晴らしいところを書いてみようと思う。
(1)水道の水が冷たい
グラウンド横の木陰に水場があるのだが、夏でも水道の水がとても冷たい。
通常学校のような建物は水道水を一度受水槽に蓄えるので、どうしても夏場は水温が上がってしまう。
一方ここの水道は地下水なので、夏でも冷え冷え。
ジャグの麦茶も氷が長持ちするし、真夏日には頭から水をかぶることで生き返る。
(2)駐車場が地下
駐車場がグラウンドの下にあるので、真夏でも車が日差しに焼かれない。
練習後、エンジンをかければすぐ冷えるので本当に助かる。
試合観戦の父兄も駐車できるので便利。
(3)駅から近い
小田急線玉川学園前駅からグラウンドまで徒歩6分。
駅南口から線路沿いに新宿方向へ歩くだけ。
ちなみに小田急線はグラウンド横の学園敷地内を走っている。
(4)試合ができる
長方形のグラウンドだが、なんとか試合ができる。
コロナ禍でグラウンドが使えなかった時、自校で試合ができることの有難味を痛感した。
もちろん遠征もするが、ホームゲームは試合前後の時間を活用できるからよい。
(5)人がいい
僕は外部指導者なので学校内のことはわからないが、少なくとも野球部に関わる人たちはいい人ばかり。
野球界でよく見かけるような変な大人はいないので安心。
まあ、こんな具合。
それから、個人的には農学部の方にある石碑がお気に入り。
袖振り合うも他生の縁という言葉もあるので、ここでの出会いを大切にしていきたい。
大グラウンドでの練習試合の様子