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<明大・中大>後半から出場し、ハンドオフと鮮やかなステップでゴールに迫る佳久(左)
ラグビー全国大学選手権は19日、瑞穂公園ラグビー場などで行われ、メイジが14季ぶりの大学日本一へ好発進した。明大は1回戦で中大と対戦し、10トライを挙げて68―5と完勝。元プロ野球中日の名投手・郭(現姓佳久)源治氏(54)の次男のWTB佳久創(2年)が後半から登場。8分にトライを奪って地元での公式戦デビューを飾った。チームもFWとBKが一体となった攻撃で名門復活を印象づけた。26日の2回戦では流通経大(秩父宮)と対戦する。
吉田監督から「メイジの秘密兵器」に指名された佳久が地元名古屋でベールを脱いだ。28―5の後半開始から登場。6分のファーストタッチはハイパントをキャッチしようとしてノックオン。しかし、2分後にミスを帳消しにした。SO田村のキックパスに反応して右タッチライン際を疾走。インゴールでダイビングキャッチして初トライを決めた。33分には自陣でボールを持つと、1メートル85、85キロの巨体を生かして3人をはじき飛ばしながら約40メートルを突進。ダメ押しトライに結びつけた。
「念願だった紫紺のジャージーを地元で着られてうれしい。活躍したかった。トライは(田村)優さんとのサインが決まった」。佳久は白い歯を見せた。12日の練習試合サントリー戦でメンバー入りをアピールしたばかり。大会パンフレットに掲載されたメンバー30人には入っていない。大抜てきに応えた2年生を吉田監督は「佳久は公式戦デビュー戦でトライを決めて“何かを持っている”。入部時は粗削りだったが、地道な努力で急成長し、最近は頼りになる選手になった」と絶賛した。
元プロ野球選手の父・源治氏からは前日「自分を信じろ」と激励された。会場に来られなかった父とは異なる競技で脚光を浴びた息子は「小さい頃に野球をやっていた時は郭源治の息子で(うまくて)当たり前と言われて悩んだが、これで払しょくできた」と胸を張った。
チームも課題を克服した。5日の早明戦ではFWに固執しすぎチャンスを生かせず15―31と完敗した。その反省から吉田監督は「一発勝負のトーナメントでは1ランクアップのラグビーをしないと勝てない」とグラウンドを広く使う15人一体となった攻撃に方向転換。猛練習で鍛えられた選手は試合終了まで足を止めずに中大を圧倒した。指揮官は「いいスタートが切れた」と満足そうに話した。96年度以来の優勝へメイジが手応えをつかんだ。
≪観戦母「夢かなった」≫佳久の父・源治氏は仕事で息子の晴れ姿を見られなかったが、母・美恵子さん(50)ときょうだいが会場に駆けつけた。試合中はずっとビデオを回し続けた美恵子さんは「今年の目標がメイジのジャージーを着ることで夢がかなってよかった。出場させてくれた吉田監督に感謝、感謝です。高校でやったことのあるグラウンドでよかった。技術的にはまだまだなので先輩の足を引っ張らないように頑張ってほしい」と話した。
▼郭(現佳久)源治さん 経験が浅いからこんなに早く出場できるとは思わなかった。地元で得点(トライ)も取れて自信を持てたでしょう。能力は絶対あるからケガをしないでやってほしい。息子が昭和の郭源治の名前を思い出させてくれた。プレッシャーをはねのけて頑張ってほしい。
◆佳久 創(かく・そう)1990年(平2)10月28日、名古屋市生まれの20歳。愛知中3年でラグビーを始める。愛知高3年で7人制全国大会準優勝。今年11月にU―24日本選抜に選出。家族は父・源治氏、母・美恵子さんのほか、姉・彩悠(さいゆう)さん(21)、双子の兄の耀(よう)さん、妹・悠依理(ゆういり)さん(14)。趣味は音楽鑑賞でバンプオブチキンをよく聴き、AKB48では大島優子のファン。
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