阪神タイガース
1位 森下翔太(もりした しょうた) 外野手 中央大学 22歳 182㎝88㎏ 右投右打
【評】リストの強さを生かした打撃で長打を放つ大学球界屈指のスラッガー候補。
高校時代から注目を集め、中央大学進学後は1年春からライトのレギュラーに定着し、2度のベストナインを受賞するなどリーグ戦通算9発を放っている。また大学日本代表に2度選出された経験もある。
スラッガータイプだが肩の強さや脚力も持ち合わせており、1年目からレギュラー争いに加わりそうだ。
2位 門別啓人(もんべつ けいと) 投手 東海大学付属札幌高校 18歳 182㎝85㎏ 左投左打
【評】最速150キロのストレートとスライダー、ツーシーム、チェンジアップを織り交ぜる北海道屈指の実力を持つ左腕。
1年秋からベンチ入りすると、2年夏以降プロから注目を集める存在となり、3年春には20奪三振完封勝利を挙げた。癖のないフォームや安定した制球力もスカウトから高い評価を受けている。
将来の先発ローテーション候補として大きな可能性を秘めている印象で、しっかりと育てたい。
3位 井坪陽生(いつぼ ひなせ) 外野手 関東第一高校 18歳 177㎝86㎏ 右投右打
【評】ガッチリとした体格から高校通算32発を記録し、身体能力の高さを評価される外野手。
2年秋からは1番センター兼投手としてチームを牽引し、都大会4強入りに貢献。牧秀悟を参考に打撃練習に取り組むと、3年春からは3番として9試合で3発を含む12長打を放ち、スカウトから長打力、打球速度を評価されている。
高いポテンシャルを秘めた選手であり、将来の主軸候補として期待したい。
4位 茨木秀俊(いばらぎ ひでとし) 投手 帝京長岡高校 18歳 182㎝85㎏ 右投右打
【評】最速147キロのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップを投じる本格派右腕。
北海道出身だが、同校監督の芝草宇宙氏の指導を求めて新潟に進学。2年から主戦格の座を掴み、3年夏は5試合39.2回を投げ、防御率0.68と安定した投球を見せた。癖が少なく、フォームが安定している点も評価されている。
身体能力も抜群で、鍛え上げれば、更に凄みを増した投手へと成長しそうだ。
5位 戸井零士(とい れいじ) 内野手 天理高校 18歳 181㎝85㎏ 右投右打
【評】高校通算13発を放ち、勝負強い打撃に加えて、堅実な守備力を持ち合わせる大型遊撃手。
天理高校では1年秋から公式戦に出場し、3度の甲子園出場を経験。1球目から思い切りよくスイングを仕掛け、長打も期待できる点をスカウトから評価されている。また主将を務め、チームを引っ張る役割を果たすなどリーダーシップもある。
攻守でバランスが取れた選手で、数年後のチームで主力を担う可能性を秘めている。
6位 富田蓮(とみだ れん) 投手 三菱自動車岡崎 22歳 174㎝78㎏ 左投左打
【評】最速145キロのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップを操る先発左腕。
高校時代から注目を集め、三菱自動車岡崎へ入社。入社2年目から先発・救援で主力となり、3年目の今季はHonda鈴鹿を相手に8回12奪三振の好投を披露した。キレのあるストレートは球威を増し、空振りを奪えるボールへと成長した。
U23日本代表にも選出されるなど、評価は高く、選手としての伸びしろもまだまだ大きい印象だ。
育成1位 野口恭佑(のぐち きょうすけ) 外野手 九州産業大学 22歳 180㎝90㎏ 右投右打
【評】遠投100m、50m6秒0を記録する高い身体能力で注目を集める外野手。
九州産業大学では1年春からスタメン出場の機会を得たが、3年春に手首の故障で約5か月間離脱。しかし4年春には打率.356/2HR/5打点と活躍し、ベストナインを受賞している。
広角に打ち分ける打撃に加えて、変化球を狙い撃ちする上手さもあり、早期の支配下昇格を目指す。