読売ジャイアンツ
1位 浅野翔吾(あさの しょうご) 外野手 高松商業高校 18歳 171㎝86㎏ 右投右打
【評】高校通算68発を放ち、2022年ドラフト会議では、高校生野手№1評価を与えられた外野手。
高松商業では1年夏から主軸を任され、3年夏甲子園では3試合打率.700/3HR/6打点と活躍。またU18W杯では9試合打率.333/1HR/4打点と木製バットへの対応力を見せた。身体能力も高く、遠投110mの肩、50m5秒9の脚力を併せ持つ。
スイッチヒッターや内野守備もこなすなど高い野球センスを持ち、次世代の主軸候補として育て上げたい逸材だ。
2位 萩尾匡也(はぎお まさや) 外野手 慶應義塾大学 22歳 180㎝85㎏ 右投右打
【評】リーグ戦通算10発を放ち、4年時に急成長を遂げた長距離砲タイプの外野手。
3年秋まで目立つ実績はなかったが、4年春に13試合打率.339/5HR/17打点で初の打撃十傑とベストナインを受賞。4年秋も10試合打率.452/3HR/13打点と打撃三部門で1位を記録中。160キロを超えるスイングスピードと50m6秒0の脚力も武器。
逆方向へも飛ばせる飛距離は魅力的で、1年目から打撃力を発揮する可能性を持った強打者だ。
3位 田中千晴(たなか ちはる) 投手 國學院大學 22歳 190㎝85㎏ 右投右打
【評】最速153キロのストレートとカット、フォークが武器の長身右腕。
右肘の怪我でなかなか登板機会を得られなかったが、4年春に2季ぶりの公式戦登板を果たすと、いきなり最速153キロを計測して注目を集めた。4年秋はフォーム固めに成功し、4試合20.2回で防御率0.44と安定感を増している。
4年春から更に成長を遂げるなどポテンシャルは抜群といえ、プロでも更に飛躍を遂げる可能性を持っている。
4位 門脇誠(かどわき まこと) 内野手 創価大学 22歳 171㎝80㎏ 右投左打
【評】走攻守三拍子が揃い、遠投107mの強肩と対応力の高い打撃力を武器とする遊撃手。
創価大学では1年からスタメンを掴み、3度のベストナイン、首位打者、最多打点とリーグ屈指の打者として活躍。守備範囲が広く、球際の強さにも定評があり、走塁の判断力もスカウトから評価を集めている。
1年目から1軍メンバー入りできるだけの打撃・守備の力があり、即戦力として期待したい選手だ。
5位 船迫大雅(ふなばさま ひろまさ) 投手 西濃運輸 26歳 174㎝72㎏ 右投左打
【評】最速151キロを計測するストレートとスライダー、ツーシームを操るサイドスロー右腕。
大学時代から注目を集め、西濃運輸では3年目から主戦を務めた。今年は先発・中継ぎとフル回転し、都市対抗では4.1回4失点も、都市対抗予選では防御率0点台と活躍。ストレートの球威増に成功し、スライダーが更に生きるようになった。
年齢的にも1年目から中継ぎ陣に割って入ることが求められるが、豊富な経験がプラスになる可能性は高い。
育成1位 松井颯(まつい はやて) 投手 明星大学 22歳 178㎝83㎏ 右投右打
【評】最速154キロのストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブを操る右腕。
大学進学後に体作りを徹底すると体重増に成功し、高校時代140キロ台だった球速も154キロを計測するまでに成長。またキレのあるスライダーや落差のあるチェンジアップを操り、制球力に関しても評価を受けている。
実績はやや乏しいが、しっかりと磨かれれば早期の支配下登録も見えてくる。
育成2位 田村朋輝(たむら ともき) 投手 酒田南高校 18歳 184㎝84㎏ 右投右打
【評】最速152キロを計測するストレートとカーブ、フォーク、スライダー、ツーシームを操る右腕。
2年春から主戦の座を掴むと、2年秋には149キロを計測して注目を集めた。入学時から体重20キロ増を実現し、球速の大幅アップを実現。試合では152キロまで計測し、練習ではそれ以上の球速を計測したとの情報もある。
細身ではあるが爆発力があり、まだまだ大きな伸びしろを感じさせる存在だ。
育成3位 吉村優聖歩(よしむら ゆうせふ) 投手 明徳義塾高校 18歳 181㎝72㎏ 左投左打
【評】最速140キロのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜるトルネードサイド左腕。
エジプト人の父と日本人の母を持ち、高校1年冬にサイドに転向。2年秋からは主戦の座を掴むと130キロ台の直球と120キロ台のスライダーに加えて、出どころの見づらいクロスステップで打者を封じる。またU18W杯では4試合に登板した。
サイドから繰り出すボールは唯一無二の武器と言えそうで、ボールにパワーが付けば更に面白い存在だ。
育成4位 中田歩夢(なかた あゆむ) 内野手 東奥義塾高校 18歳 172㎝76㎏ 右投右打
【評】小柄ながらも高校通算23発を放ち、遠投120mの強肩を併せ持つ遊撃手。
1年夏からサードのレギュラーを掴み、秋からはショートを任される。遠投120mを記録する肩の強さは、投手としてマウンドに上がれば最速148キロを計測。送球も安定し、守備のハンドワークが柔らかい点をスカウトから評価されている。
ポテンシャルは高く、今宮健太のようなタイプの選手としての将来像が思い浮かばれる。
育成5位 相澤白虎(あいざわ はくと) 内野手 桐蔭学園高校 18歳 178㎝82㎏ 右投右打
【評】高校通算19発のパンチ力と50m5秒9の脚力で注目を集める遊撃手。
小中学校時代に日本代表に選出された経験を持ち、高校では1年秋からレギュラーを掴んだ。逆方向へ強い打球を放つ点をスカウトから評価されており、守備に関しては強肩を生かした送球には安定感がある。
粗削りな部分もあるが、打撃や地肩の強さは将来性を感じさせる選手だ。
育成6位 三塚琉生(みつか るい) 外野手 桐生第一高校 18歳 182㎝88㎏ 左投左打
【評】高校通算31発、強肩と俊足を生かしたプレースタイルで評価を集めている強打の外野手。
1年秋からレギュラーに定着し、3年夏県大会準決勝では122mのバックスクリーン弾を叩き込んだ。通算31発のパンチ力に加え、投手としてマウンドに上がるほどの強肩や俊足を生かした守備と走攻守三拍子が揃っている印象。
スケール感の大きさを感じさせる選手で、しっかりと磨かれればスラッガーとして大成する可能性も。
育成7位 大城元(おおしろ げん) 外野手 KBC未来沖縄高校 18歳 180㎝80㎏ 右投右打
【評】投手として最速148キロを計測し、野手としてリードオフマンとして活躍する二刀流外野手。
1年夏から公式戦に出場し、1番ライト兼リリーフ投手としてプレー。投手としては3年夏決勝で9回4失点10奪三振の力投を見せ、野手としてもチームを牽引した。
高い身体能力で馬力があり、ポテンシャルの高さは抜群の印象で、大きな可能性を秘める選手だ。
育成8位 北村流音(きたむら りお) 投手 桐生第一高校 18歳 174㎝75㎏ 右投右打
【評】最速146キロを計測するストレートとスライダー、カーブ、フォークを操る右腕。
2年秋から主戦の座を掴むと関東大会ベスト8に導く活躍で注目を集めた。ストレートはスピンが効いている印象で、制球力もある。また打者としてもスイングに力があり、野手としても評価を集めている。ただ2年秋、3年と怪我で苦しんだ部分も。
投手・野手共に可能性を持った選手と言えそうで、どちらで育てるのか注目したい。
育成9位 松本哲星(まつもと てっせい) 投手 市立船橋高校 18歳 175㎝72㎏ 左投左打
【評】最速143キロのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップを交えるオーバースロー左腕。
3年春には28年ぶりの県大会優勝、3年夏は25年ぶりの夏甲子園1勝を挙げた。強い腕の振りから投げ込むストレートは力があり、投球フォームには独特の間がある。また高校日本代表に選出され、U18W杯にも出場した。
身体能力の高さを評価されており、大きく成長すれば更なる飛躍を遂げる可能性を秘めている。